新入社員研修に臨む覚悟と緊張

昨日は新入社員研修を担当させていただきました。最近は管理職研修を担当することが多いため、久しぶりの新入社員研修です。9時から17時までの終日研修、受講生は20名。

開始時間前に続々と新入社員さんたちが会場入り。自分のテーブルを探して席につきます。まだお互いに顔と名前も一致していない様子でぎこちない挨拶をしていました。ある女性の新入社員さんはテーブルについて一言「あぁ~緊張する~」と思わず声が漏れます。

「緊張する?」と声をかけに行くと「あ、すみません。はい。緊張します」と照れ笑い。「うん。緊張するよね。でも緊張しなくていいよ。私も緊張しているから」と笑って伝えると、彼女をまとっていた空気がふっと軽くなりました。

新入社員研修には、全社研修にも管理職研修にもない独特の空気感があります。特に自社開催の場合はその空気を強く感じます。それは「研修内容を真剣にそのまままっすぐに受け取る素直さ」です。「吸収しよう!」という気持ちがビンビンと伝わってきます。真剣な顔をして講師を見ながら、必死にメモを取り、研修資料が瞬く間にメモでいっぱいになります。

20名の真剣なまなざしが私のほうを向いています。
この時の緊張感、、、それは言葉にできないほど大きなものです。

「私の研修でみなさんの仕事に対する意識や未来の選択肢が変わるかもしれない」そう思うと「なんて大きな大きなお仕事をさせていただいているんだ」と思います。

もちろん全社研修や管理職研修でも同じような緊張を感じることはありますが、新入社員研修は格別です。社会人になってすぐの研修なんてきっと多くの社会人は忘れてしまうのですが、それでもやはり最初の研修の重要性は大きいと思っています。良い講師に出会えるか、良い研修に出会えるか、によって、その新入社員の仕事のスタートは大きく変わるからです。

新入社員のみなさま。ご入社おめでとうございます。
これからまっすぐまっすぐにお仕事を頑張ってください。
新しい職場で、新しい人間関係の中、新しい仕事を覚えていくことは、キツイと感じることのほうが多いかもしれません。仕事を楽しいと思えないかもしれません。でもそれで正解です。それでいいんです。今はしっかりとしゃがむ時、しっかりとしゃがんでいれば、そう遠くない未来に大きくジャンプができます。心から応援しています。

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