九州地区豪雨 研修への影響
今回の九州地区豪雨で被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。
そして、一日も早い復旧・復興を心から願っております。また、復興・復旧に従事してくださっている方々が守られますようにお祈りいたします。
7月も早いもので10日が過ぎました。7月に入って各地で大雨が続き、特に私の住む大分県でも大きな被害となりました。7月4日に起こった熊本での大洪水では友人の家が浸水し、大変心を痛めていました。そうこうしているうちに、7月7日に私の住む小さな町にも大雨が降り、川の氾濫や土砂崩れが起こり、至るところで浸水被害、道路の通行止めが起こっています。たまたま私の住む近所は大きな被害が出ていないだけで、普段から見ている町の景色がずいぶんと違うものになってしまいました。近くの知人宅は、現在も停電や断水が続いています。
私は普段、研修講師として活動をし、対面研修で企業さまにお伺いする場合は大分市内や別府市内などに伺っておりますが、7日の大雨で、私の住む町から大分市内や別府市内へ続く道が、高速道路も下道も通行止めになるという事態になってしまいました(7月10日12時に高速道路の通行止めは解除になりました!)。
実は7月10日(本日)に別府での管理職研修に伺う予定でした。内容は「タイプ別コミュニケーション」と「業務改善 PDCA研修」の合計3時間。以前から受講生の皆様も大変楽しみにしてくださっていたテーマでもあったので、なんとしてでも伺いたいと思っておりましたが、会場に繋がる道がありません。SNSで情報収集をし、どうにかして伺える道がないかと考え、8日に先方にご連絡をいたしました。
「研修会場に伺う主要道路が2本とも通行止めで、唯一の道は、大きく遠回りとなる山越えをしなければいけない状況です」とお電話で状況を説明すると、先方の事務局長さまは「天気がこれだけ不安定ですし、無理をしてこちらに来てもらっても、帰宅できなくなると困るので、今回は延期いたしましょう」とすぐに言って下さり、研修の延期が決まりました。
地方に住む研修講師としては本当にありがたいお話しです。雨が続くなか、慣れない道を運転するのも不安ですし、これだけ雨が続いて地盤が緩んでいるので山道はなるべく避けたいと思っていました。電話でのご相談にも関わらずすぐに「1か月延期しましょう」とすぐにご決断いただけたことに本当に救われる想いでした。
研修をお受けになる管理職の皆様の研修時間を確保していただくことは容易なことではありません。本当にお忙しい中研修の時間に集まってくださっています。それでも、「延期」と言ってくださることは何とすごいことだろうと思っています。今年に入ってシリーズもので予定をされている今回の研修は、コロナの影響でずいぶんと研修スケジュールに混乱が出ているうえに、今回の大雨。忍耐強く予定を調整してくださる本当に先方には頭が下がるばかりです。
研修講師はこうやって支えていただけているのだと痛感する出来事でした。そして、それでも、来月に研修に伺えることは本当に嬉しいことです。来月の研修は無事に伺えることを願うばかりです。
大分県では対面式の研修を、またオンラインでは全国の企業さま向けの研修を行っています。職場づくり、人材育成などに関する研修のご相談はお気軽にご連絡ください。