新入社員研修の研修資料は【宝物】
先日、伺った新入社員研修は9時から17時までの終日研修でした。
研修の内容は以下の通り
●組織で働くとは?
●成長ステップと経験学習モデル
●コンプライアンスと個人情報保護
●報連相と職場内コミュニケーション
●ビジネスマナー
●ビジネスメール
●目標設定
研修の面白いところは、研修テーマによって、あがっている顔の真剣さが違うところです。「ビジネスメール」というテーマになるとぐっと前のめりになって真剣に話を聞く受講生もいれば、つまらなそうな顔をする受講生もいます。「目標設定」の話をしている最中に、少しずつ顔が真剣になりはじめ、目をキラキラと輝かせながら聞いてくれる受講生もいます。そんな受講生の変化も楽しむことができた終日研修となりました。
研修の終了時刻17時を迎え、終了の挨拶を終えたあとで、研修会場の最後部に座っておられた課長さまがみなさんの前に立って締めの挨拶をしてくださいました。
「みなさんが今持っている研修資料は宝物だと思っています。新入社員研修は、人生でそう何回も受講できるものではありません。これから先、いろんなことがあると思いますが、何度もこの研修資料を見直してみてください」
研修資料は宝物。そういってくださった言葉を聞いて、改めて身の引き締まる想いをしたのと同時に、時間をかけて準備をして良かったと思いました。
私にとっては、長い研修講師歴で何度も行ってきた新入社員研修の中の「1回」の研修ですが、みなさんにとっては「初めての」そしてほとんどの場合が「最後になる」新入社員研修です。そう考えれば、研修は、そしてその資料は、やはり、しっかりとした内容であることはもちろん、「想い」がこもったものであるべきです。
新入社員研修に関して、資料を【宝物】と呼んで下さった方は、長い講師人生の中でも、先日の課長さまが初めてでした。そしてそこに課長さまの新入社員への「愛」を感じてとてもうれしく感謝しました。
これからもたくさんの人に【宝物】を届けていけるように頑張っていこうと思います。