年間研修を終えた受講生の変化〜年間テーマと受講生の声〜
2021年の1月から12月まで計12回、毎月研修に伺った企業様があります。こちらの企業様には、役員向けの組織づくりや人材育成に関する勉強会に1回、そして役員を含めた全社員に対する研修に1回、毎月計2回伺いました。
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年間研修の道入背景
この企業様にとっては、定期的な役員勉強会や全社研修を道入されることは初めてのことでした。全社研修では営業の皆様が中心となりましたが、皆様、どれだけお忙しい時期でも必ず研修時間を確保してくださって全員欠席することなく参加をしてくださいました。実はこのことだけでもすごいことだと思っています。
こちらの企業様は、競合が多い業界です。また商品は他社と同じものを扱いますので、商品で差別化をすることはできません。できることは、社員お一人お一人のお客様に対する対応を変えることだけです。「社員」が他社との差別化となります。この企業の社長様は、大分県No1の企業になって、業界全体を変えていきたいと繰り返し繰り返しおっしゃっていますが、そのためには社員様お一人お一人の成長が不可欠であること、また、全社員が同じ目標を目指して気持ちを一つにして歩んでいく必要があり、全体研修の導入をお決めになりました。
研修の進め方
第1回目の研修では、それぞれに1年間の研修に対する「目標」と「マイルール」の設定をしていただきました。そして、2回目以降の研修では、研修冒頭でその目標とマイルールを確認していただきます。また半年の時点で、目標の達成度合いを確認したうえで、目標が達成できている人には新たな目標を、また未達の人にはどうすれば目標達成ができるかを考えていただきました。
毎月の研修では司会者を立てます。司会者が全員に目標とマイルールの確認をお願いしますが、その後は、司会者が「お客様との間に起った感動エピソード」を短く発表していただくようにしました。司会者は受講生全員で振り分けますので、毎月違う方のお話が聞けるのですが、この感動エピソードは私の楽しみの一つでもありました。
2021年の年間テーマ
研修では、「社内でのコミュニケーション」と「お客様へのおもてなし」を2本の柱としてお伝えをしてきました。研修テーマは研修計画の時点で12回分を作成し提出をしますが、3ヶ月に一度役員の皆様へのアンケートを実施し、研修テーマが社員様に必要な内容になっているか、研修レベルがマッチングしているかを調査します。その上で、必要であれば研修テーマは変更をしています。実はこちらの企業様でも研修テーマは3度ほど変更となりました。
研修後の変化
今年最後の研修が終わった後に、研修に参加してくださった皆様へ研修を通してご自身にどのような変化があったかをお聞きしました。以下はその声より一部をご紹介いたします。
今回の研修は、全体の底上げと意識の統一を大きな目標とした内容でしたので、役員の皆様やベテラン社員の皆様にとっては「基本的」な内容も多かったのですが、ベテランの皆様も「自分の振り返りとして基本的な内容から何を学べるか」という姿勢で積極的に学んでくださいました。しかしそうやって役員やベテランの皆様が積極的に学んでくださっている姿に若手社員の皆様も刺激をされ、良い学びになっていました。
実はこちらの企業様では、研修を導入されて5ヶ月後に迎えた年度決算では、過去最高売上を更新されました。しかも、創立以来目標にされていた売上高を200%更新する売り上げでした。そして、この年末も、記録は伸び続けています。社長様には「研修を通して皆の意識が変わった。皆がどんどん成長して活躍をしてくれている」と言っていただきましたが、研修は小さなきっかけでしかありません。皆様が研修の時間を大切にしてくださり、研修が終わった後にご自身の行動を変えて下さったことが大きな成長に繋がっておられると思っています。
来年はグループ研修
来年もこちらの企業様に1年間関わらせていただくことになっています。今年の秋に新しくグループ会社が設立され、メンバーも増えました。来年はグループ全体の研修が予定されていますが、グループ全体が合同研修ということで交わることで、今年以上に大きな成長が期待されています。
年間研修がもたらす効果
1年間を通した研修は、社内の意識改革や共通意識の構築に大きな効果を発揮します。全社員で同じ方向を向いて目標達成を行いたい、人数が増えた分、全員の足並みを揃えることが難しくなってきた、そんな企業様には特に年間を通した研修の導入をお勧めいたします。
年間研修を導入することは決して簡単なことではありません。予算も時間もかかります。しかし、大変だからこそ導入後の効果(インパクト)は大きいものとなります。年間研修に関するご質問やお見積もりはお気軽にお問い合わせください。2022年度(来年4月以降)の年間研修導入に関するご相談も承ります。