管理職を元気にしたいと思っている経営者の皆様へ 〜管理職面談の効果〜
去年からの2年間、毎月1度の管理職研修を担当させていただいている法人様があります。研修では「管理職として」どのようなマインドセットが必要なのか、何のためのチームづくりなのか、具体的にどうやってチームを創っていくのか、そんなことをお伝えしています。
チームづくりの基礎となるもの
チームを創っていく基本となるものは「企業理念」です。こちらの法人様でも企業理念はありましたが、あまり理念について語られることはありませんでした。正しくは、理念についてそれぞれ想いはあるものの、言語化する機会がなかったり、自分の業務との結びつきが薄れていたりしていました。
そこでこの2年間は「企業理念を基にチームをまとめていきましょう」と繰り返し、研修で丁寧に伝えています。
そのような研修を行うと管理職の皆さんはとてもやる気になってくださって、モチベーションも上がるのですが、現場に戻ると目の前の忙しさに研修内容を忘れてしまったり、やろうと思っても、やはり、研修内容をうまく部署に活用(カスタマイズ)できないという課題がありました。
個人面談導入の背景
そんな課題を解消するために、今年からは研修以外に管理職個人面談を導入しています。研修内容をカスタマイズし、それぞれの課題をお聞きしながら講師と一緒に解決していくためです。
私も7年間、組織の管理職をしていましたが、大変だった思い出しかありません。メンバーを育てる、部署の数字を達成する、上と下の間に入って調整をする、そして自分の業務は日に日に増えていく。当時から毎月部署内でメンバー一人ひとりと面談をしていましたが「私も誰かに面談してほしいよ」と思っていたことを覚えています。
そんな経験もあり、現在行っている管理職面談をとても大切にしています。いつも部署のために頑張ってくださっている管理職の皆さんが、少しでも自分のことを吐き出せる場所であって欲しいと思っていますし、一緒に課題を解決する場所でありたいと思っているからです。
管理職面談の効果 ①
今月は個人面談の月なので、管理職の方と面談をしていますが、この2年間の研修と面談の成果を感じることが多くなりました。
その中でも、特に、講師との面談効果の大きさを感じたことが、「管理職とメンバーの会話量が増えた」ことです。日頃の声かけの量と質が高くなったということと、今までメンバーとの面談(1 on 1)などをやってなかった部署でも面談が繰り返し行われるようになったことです。
実は個人面談を導入したもう一つの背景(狙い)に「面談効果を管理職に感じてもらう」というものがありました。研修を通してどれだけ「部署メンバーと面談やってみてください!」「メンバーの話を聞きましょう!」と伝えたところで、自分が体験したことがないものはできません。
そもそもどうやってやればいいのか、
やってみるとどんな効果があるのか、
そんなことは面談を受けた人にしかわからないのです。
だから、まずは管理職に面談を受けてもらう、講師と話をしながら、自分の言葉を整理し、アクションプランを立て、次の一歩が踏み出しやすくなる、またその行動に関して振り返りの次の時間が約束されている安心感、それを経験してもらうことも大きな目的の一つとなっています。
結果、今まで面談の必要性をほとんど感じておられなかった管理職の方も部署で面談を取り入れ、繰り返し面談を行うことのメリットを大きく感じてくださっています。面談が、もちろんメンバーの話を聞くことで、メンバーに安心を与えたり、信頼関係を構築していく時間になっていると同時に、「日頃、伝えきれていないありがとうをたくさん伝える場所にしている」と言ってくださって、ご本人にとっても、メンバーとの面談時間が大切な時間になっていることを教えてくださいました。
管理職面談の効果 ②
そして、何よりも、管理職面談が終わった後に「えがおさんと話ができて少し元気になりました」や「これからのこと、何をすればいいかわかってスッキリしました」という声をお聞きする時に「面談を導入して本当に良かった」と思うのです。
誰にも相談できずに、一人きりで悩んでいる管理職のみなさんの「味方」になって、一緒に悩んだり、怒ったり、喜んだりしならが伴走させていただく。それは私が「外部講師」という立場であるからこそ実現できていることだと思います。利害関係がない外部講師だからこそ、みなさん、「いや、実は・・・」と本音をこぼしてくださるのです。
管理職の皆さんからの感想
「この2年間の研修と面談で、自分は大きく成長できた。できればもっと早くえがおさんの研修を受けたかった」
「今日の個人面談ではここまで話すつもりじゃなかったけど、話ができてよかった。とても前向きな気持ちになれたし何をすれば良いかわかった」
企業の中で、大きな負担と責任を感じながらも、必死に頑張ってくださっている管理職の皆さんを応援したいと思っています。例えば、大企業であれば人事部が面談を行っていたり、中小企業であっても経営者が管理職面談を行っていたりするところがありますが、まだまだ管理職面談は一般的ではありません。
企業の管理職が元気でいることはとても大切なことです。管理職が元気でなければ、メンバーも元気で過ごすことはできません。管理職を元気にしたいなとお考えの経営者の皆様、一度外部講師による管理職面談を導入してみませんか?
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