【研修内容】タイムマネジメント研修

大分県の中小企業様へ管理職研修や新入社員研修を担当させていただいております。1回限りで行う研修もありますが、1年間を通して行うシリーズ研修を担当する場合もあります。シリーズ研修の場合は、年間12回ほど伺いますので(多いところは24回)、年間を通したテーマに沿って毎月の研修テーマを決めていきます。

この年間研修は、講師にとっても受講される皆様にとっても、非常に学びが多い時間となります。研修を忘れた頃に次の研修を受講することになるので、研修後の「行動変容」が起きやすいのです。また、研修を重ねるたびに、講師と受講生が、お互いのことをわかるようになり、良い意味で緊張のほぐれた状態で研修を行うことができ、学びのスピードが早まります。

この年間研修を担当する場合には、たいてい、その初回を「タイムマネジメント研修」にさせていただくようにしています。それは、今後研修で伝えていくどんな内容でも限られた時間のなかで成果を出す必要があるもので、「タイムマネジメントとは何か」を最初に押さえておいた方が良いからです。今日はそんなタイムマネジメント研修より研修内容の一部をご紹介します。

タイムマネジメントとは何か

そもそもタイムマネジメントとはなんでしょうか?またスケジュール管理とは何が違うのでしょうか?最初にその違いについて説明をしていきます。

スケジュール管理:やるべきことを遅延なく進めていくこと

タイムマネジメント:目標達成のために時間を管理していくこと

スケジュール管理は、やるべきことを忘れないようにやるためのものであり、タイムマネジメントは、目標達成のために行うものです。大きな違いはそこに「達成したい目標」があるかどうか、という点になります。

達成したい目標はなんですか?

今年の一月には、年が明けてからの10日間、自分の目標に対して投資してきた時間を振り返ってみてください、という内容で、目標達成の方法を書きました。タイムマネジメントは、まさに、その目標達成のためにやるものです。ということは、タイムマネジメントを考える時には、まず最初に「達成したい目標は何か」を考える必要があります。

特に達成したい目標はなく、ただ、毎日を時間どうりに過ごしたい、ということであれば、スケジュール管理ができていれば良いと思います。

目標を達成するために注力する行動

目標がはっきりしたら、今度は、その目標を達成するために必要な行動を書き出していきます。ダイエットが目標であれば「運動をする」「食事制限をする」「食事はレコーディングする」などダイエット成功のためにやるべき行動が見えてくるはずです。そのような行動を書き出していって「どの行動に最も注力すれば良いか」を考えてみましょう。

「ダイエットは体力をつけることも兼ねているから、今まで避けてきた運動を多めに取り入れて行った方が良い」ということであれば「運動」が最も注力することになると思います。この場合は、ダイエット(目標達成)のための運動をする(行動に注力する)ということになります。

目標と行動のヒント

目標と行動を書き出す時のヒントは、「数値化する」というものです。目標のダイエットも、ただ「ダイエットをする」と書くのではなく「5キロ痩せる」や「体重は維持するが体脂肪率を5%下げる」など具体的な数字を入れておきましょう。また行動に対しても「運動量を増やす」のではなく「毎日10キロ走る」や「朝の1時間を柔軟体操に当てる」など数字を使っていくと、目標や行動の管理と評価がやりやすくなります。

こうやって具体的な数字を入れた目標や注力すべき行動がわかったら、あとは自分のスケジュールを先取りするだけです。

予定は診察の予約と同じと思う

注力すべき行動を自分のスケジュールに入れていきます。もちろん日々やるべきことはありますので、その時間も取っていきますが、優先的に注力すべき行動のための時間を取ります。例えば、今までであれば1時間テレビを観ていた時間に、「運動」を入れます。そしてその時間になったら、テレビを付けずに運動をします。

この時に、多くの人は葛藤が生まれます。テレビを観たい、でも運動を予定している、運動は明日でもできるから明日にリスケしてしまえばいい!と・・・しかし、この予定は動かさない努力をしてください。私がいつも研修でお伝えしているのは「病院の診療時間と思ってください。自分が具合が悪くて予約を入れた診察時間は簡単には変更しないですよね?」と。ここでリスケ癖をつけてはいけません。

大切なことは自分との小さな約束を守ることです。その小さな約束を守ることを積み重ねていくしかありません。寒い冬はテレビを観てゴロゴロしておきたいですが、それではいつまで経ってもダイエットは成功しないからです。

最大の敵は「忘れること」

スケジュールを確実に抑えた後に葛藤が生まれるとお話をしましたが、もう一つ、予定通りに行かない最大の敵があります。それは「忘れる」ことです。自分が予定していたことを忘れてしまう。実はとても多いことです。だから「忘れない」努力をする必要があります。しかし「努力」で忘れないことを防ぐことはできません。だから努力ではなく「仕組み」を使う必要があります。「紙に書く」「見えるところに貼っておく」「アプリを使う」など努力せずにいつも目標を「確認」できるようにしておきましょう。

タイムマネジメント研修では、やるべきことの優先順位の付け方、時間をどうすれば確保できるか、確保した時間を守っていく方法などをワークを通して伝えています。組織で時間の使い方を見直したい、もっと良い時間の使い方をしたい、という方は、タイムマネジメント研修をご検討ください。

タイムマネジメント研修を受けて下さった方のアンケートより

「時間を区切るということができていなかったと気がつけた。取り入れていきたい」
「限りある資源の時間を有効活用していきたい」
「自分の時間を無駄に使っていることが多かったと気がつけた」
「今までやってきたことはタイムマネジメントではなくスケジュール管理であることに気がつけた。自分の目標を見直してタイムマネジメントをやっていきたい」

タイムマネジメント研修に関するご質問などはお気軽にどうぞ。また2021年春入社の皆様に向けた「新入社員研修」もご案内中です。新入社員研修に関するお問い合わせも合わせてお気軽にご連絡ください。

【21年新入社員研修】新入社員が3名前後の企業の方へ

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