自分で自分を褒めるために何をやっていますか?
大分県では、企業様の研修だけではなく、個人の方向けの「個人レッスン」も担当させていただいております。個人レッスンはお互いのスケジュール合えば、オンラインでも開催できるので、開催日程に縛りがなくなってきました。とても良いことですね。先日は、その個人レッスンでした。その方は、とても自分に厳しい方で何をやっても「自分はダメだ」と思ってしまう方。「中尾さんは自分を褒めたりできますか?」との質問をいただきました。「できるか」と言われると「得意ではない」のですが、意識して自分を褒めるようにしています。私がやっていることは2つです。
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「エライね、えがお」と文字にする
例えば何か物事を実行するときに、少し勇気を出す必要があったものや自分で「よくやれたな」と思ったことは、手帳に残している日記に書き留めます。そして、頑張ったことを書いたうえで「よく頑張った!エライよ、えがお!」と褒める言葉に自分の名前を必ずセットにして書いています。ですので私の手帳には至るところに「えらいね、えがお」「よく頑張ったね!えがおスゴイ」など自分のことを褒める言葉が書かれています(この手帳は落としてしまうと大変です汗)。
「ベランダでガッツポーズ」
もう一つは、【誰にも分からないところで小さなガッツポーズをする毎日】を意識しています。これは、20代後半のころに通っていたBarのマスターから「誰にも分からなくていい。毎日自分で決めた何かを成し遂げて、ベランダでシャーって小さなガッツポーズができる毎日を送りなさい」と言われたことを実行しています。ベランダに出てガッツポーズはしないのですが(笑)手帳にその日の自分に「○」を書けるかどうかを考えています。私にとっての「○」は「ガッツポーズ」と同じ意味です。だから手帳には「○」「×」「△」とただ見ただけでは意味不明な記号が並んでいます。
昔は自分を認めることができなかった
その昔、私は自分を褒めたり、認めたりすることがとても苦手でした。中学校・高校と登校拒否児だった私は「ほかの人ができている(毎日学校に行く)ことができない人間だ」と自分のことを大変「ダメな奴」だと思って過ごしていたように思います。それから大人になっていきますが、それでも自分を認めることや褒めることからは遠い場所で生きていました。20代前半のある日、私の恩師と電話をしている時に「ダメなところではなくて、良くできたね、エライねって褒めてあげるところを書きだしてごらん」と言われたことがありました。その言葉には抵抗はあったものの、アドバイスを下さった恩師のことを信頼していたので、その言葉の通りにやったことが自分を認める、褒めるというきっかけになっていったのだと思っています。
就職支援でも
福岡で行っていた就職支援でも、自己否定をする学生さんや自分には良いところがないと悩む学生さんに対して、「自分のよいところを書き出す」作業を勧めていました。そしてそのよいところを俯瞰して「よく頑張ったね」や「よくできてる!すごい!」など自分に声をかけるように伝えていました。それを繰り返すことで自分を褒めてやる、認めてやる、ということができるようになった人は多かったように思います。
みなさんはどうやって褒めていますか?
自分のことを褒める、認めるということは難しいことでもありますが、それをすることでしか、次のステージは準備されないのだとも思っています。自分を認めるからこそ成長があり、そのうえで「まだまだ」と思えるからこそ、次のステージが準備される。そんな風に思うのです。
みなさんはどうやって自分のことを褒めてあげていますか?
個人レッスンに興味のある方はお気軽にご連絡ください。