研修の台本を作る

先日のブログでは、イメージでとらえているものを言語化して、人に伝えていくために「書く」ことをやってみましょうということをお伝えしました。

「言葉にする」練習

実は、今、まさに私はこの「書く」作業のただ中にあります。
現在、大分県では対面式で管理職研修や新入社員研修を担当させていただいておりますが、東京の企業さまへのオンライン研修も同時に進行しています。

たとえば、対面式の研修は、目の前にいる受講生の方の顔を見ると、研修内容がどの程度理解できているかが分かりますし、少し本題からズレるとしてもホワイトボードなどを使って説明をして話をすることができます。またワークを行う場合でも、みなさんの様子を見ながらワークの説明を繰り返すことができます。しかしオンライン研修では、対面式と違って、受講生の方の空気が感じにくく、アドリブが効きにくいということがあります。

その場合、受講生の方と共有をする資料(私はパワーポイントで作成)の中で伝えることを細かく分けて、スライドを観てもらいながら研修内容やワークの指示が明確に分かるように工夫をします。そのうえで、スライドからスライドに移る時にスムーズに話が流れ、確実に内容が伝わるように「台詞」を固めていきます。またスライドにはできるだけ少ない文字数を大きめのフォントで入れていきますので、スライドへの補足説明を漏らさないことが重要です。

オンライン研修では、この「台詞」を固めるという作業がキーになります。そして、この台詞を固める作業のために「書く」ということを行います。書いて、しゃべって、書いた台詞が自分の言いたいことを表現できているか、ほかに良い表現があるのかを探してみます。実際にしゃべってみて、書いたことに加えてアドリブで良いことが言えた場合は、それをまた書きます。これは録音や録画をしながらしゃべっていくと、その後の文字おこしが楽になります。言いたいことがうまく言えない場合は、台詞を考え直します。

研修の台本作りはひたすらにこの作業の繰り返しです。そうやってできた台本をもとに、あとは本番を想定して「喋り倒す」だけです。本番を迎えるまで、何度も何度も「もう飽きた!」というまで喋り倒すしかありません。そうすることで研修が自分に染みついていきます。

ということで、現在、来週に控えたオンライン研修のために台本を作って、喋り倒しているところです。残り数日、台本を喋り倒していきたいと思います。

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