オンラインセミナーを開催する方へ

新型コロナウイルスの影響で対面式の研修やセミナー開催が難しくなってしばらく経ちますね。私も普段、大分県を中心に企業研修を担当させていただいておりますが、予定されていた介護業界での研修は3月分からすでに3か月分がストップしたままです。コロナが少し落ち着いてからの研修再開が予定されていますが、まだまだ先が見えない状況です。

一方で最近ではオンラインでのセミナー開催も本当に増えきました。都市部から離れて暮らす私にとっては、オンラインセミナーが増えることは、さまざまな学びに触れる機会も増え、ありがたいと思っています。

もしかしたら、皆さまの中にも、今後オンラインセミナーを開催しようとお考えの方や、企業さまから「いつもやっている研修をオンラインでお願いします」とお話しされている方もおられるかもしれません。今日はそんなみなさまに少しでもヒントになればいいなと思い、実際に私がオンラインセミナーを開催するときに気を付けている点をまとめておきます。どちらかというとオンラインセミナーが初めてです!という方向けの内容です。

オンラインセミナーはマインドを変える

オンラインセミナーを創る前に【オンラインセミナーはオフライン(対面式)セミナーの代替品ではない】ということを覚えておかれると良いと思います。「オンラインとオフラインはまったく別物」です。作り込み方も伝え方も巻き込み方も違います。別物として向き合うことが大切です。

オンラインセミナーを開催するときの具体的な注意点は以下の通りです。

①セミナー開催時に全員で確認することを決める

・オンラインツールの用語説明
例)zoomであればzoom内で使う言葉の説明・そのボタンの位置・使用用途について
・セミナー中のルール
例)
・発言しない時のマイクをミュートにしておくか、そのままでOKか
・理解できた時の意思表示方法(手を振って理解を示すなど)
・質問がある人の発言方法(手を挙げる・チャットで入力するなど)
・発言が終わったら「以上です」で絞める
・一人が発言したら拍手で承認する
・カメラはオンにしておき、カメラの前を離れるときにはチャットで断りを入れる などなど

②研修は普段の2倍の時間で設計する(半分の内容量で作る)

・オンラインセミナーは普段の2倍のスピードで話をするくらいでちょうどよい(とにかくゆっくり・ハッキリ話をする)
・余裕を持った時間配分にしておいて、時間が余った時用にワークを準備しておく
・資料を共有する場合は、普段より表示時間をとる(受講生がスマホで資料を見る場合は、かなり時間がかかることを想定しておく)
※補足
・できればスマホではなくPCで受講してもらう
・できれば資料は事前に印刷してもらう

③オフライン以上に受講生を巻き込む

・講師が話をするのは全体の時間の半分以下にする(動画を見ている感覚にしては講師の負け)
・ワークや記入ものを多く設計する
※補足
共有している画面から手元のテキストに転記してもらう場合は、「1センテンス」よりも「単語」のほうが効果的

④オンラインセミナー中の講師の画面操作は事前に完璧にする

・オンラインで行う研修をリハーサルして、ボタン操作などをスムーズにしておく(ここでもたつくと受講生はしらける)
・受講生側のトラブルを事前に想定し、対処法を考えておく

最後に基本の基本

そして、もちろん、自宅からの配信であれば生活音に邪魔されない場所で顔が明るく映る場所を探すことが重要です。カメラは目線の高さに設定をして、自分の顔映りを確認しておきましょう。日常の延長で配信をしないように!!

オンラインセミナーはオフラインのセミナー以上に「作り込み」が重要です。何度もリハーサルをし(zoomであれば録画をして確認)スムーズに画面操作ができるようにしたうえで、早すぎないスピードでセミナーを作り込んでみてください。本番を迎える前にPCの前で何度も話慣れておくことが大事です!!

私もまだまだオンラインセミナーでは改善の余地が多々ありです!みなさまのオンラインセミナーの成功をお祈りしております!そして、私にアドバイスができることがあればいつでもご連絡ください!!

講師を目指す人のサポートも行っています⇒【小さな組織のための小さな研修

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