メンター同席 新入社員フォローアップ研修

早いもので6月も終わりに近づいています。21年春入社の新入社員フォローアップ研修に関して準備を進めておられる企業様も多いのではないでしょうか?

私も来月、大分の製造業の企業様で新入社員フォローアップ研修を担当させていただくのですが、こちらでのフォローアップ研修は、新入社員だけではなく、彼らのメンターとして活動している先輩方も同席していただく「メンター同席研修」としました。

こちらの企業様は、新入社員のフォローアップ研修を行うのは初めての試みです。新入社員研修そのものは、本部での集合型研修ですので、企業独自のものは行っていません。しかし、本部の研修が終わり、現場配属になるタイミングで、再度、新入社員を集めて、フォロアップ研修を行いたいというご希望でした。

人事の皆様と打ち合わせをしていくなかで、去年から新入社員を育てるためにメンター制度を取り入れていることを教えていただきました。「新入社員にメンターを付けるために人選をしているけれど、実は我々も、メンター制度に不慣れで、メンターたちに何をお願いすればいいか分からないし、どうフォローしていけばよいかわからないんです」というお声がありました。

若手社員をメンターにつける場合、新入社員と年が近い分、話がしやすく、新入社員が悩みを抱え込まずに色々と相談できるというメリットがあります。また、それと同時に、後輩を育てることを通して、メンターとなる若手社員にも育って欲しいという目的があります。メンターとなることで先輩として意識を持ってもらうことや業務に対する知識をより深めてもらうということなどです。

そんな話を人事の方としながら、今回の新入社員フォローアップ研修にメンターのみなさんにも同席をしていただくことをご提案しました。メンターも同じ研修を受けてもらい、新入社員と「共通言語」を持って話ができたほうが、メンターにとっても新入社員にとっても良いと判断したからです。

新入社員に向けては、2年目へのステップをスムーズに踏んでいけるような話をしますし、メンターの皆さんには、メンターとしてどのような点をフォローしてほしいかなどをお伝えしていく内容にしてはどうですか?というご提案です。人事の方も大変喜んでくださり、前向きにご検討をいただきました。そして、メンターと新入社員がペアとなって5組10名での研修となることが決まりました。

メンター同席研修では、研修後にメンターの皆さんが、新入社員をフォローしやすい内容を作っていきます。例えば、研修中に新入社員は、2年目に向けた目標設定を行いますが、そのワークもメンターと一緒に行ってもらい、目標達成のために必要な具体的な行動をメンターのアドバイスをもらいながら考えてもらうという内容です。

そして、この研修が終わった後に、目標が書かれている研修資料を使いながら、メンターが新入社員と面談をすることで、毎月の成長や次月に向けた改善行動を取りやすくしてもらうことを狙いとしています。新入社員に向けては、2年目に向けたステップアップ研修、メンターにとっては、メンターとしての心得やフォロー方法が分かるメンター研修となる予定です。

私は、このように、一社ずつ企業様の課題やご要望に合わせた内容でテキストをお作りしています。決められたテキストではありません。だからこそ、今回のメンター同席研修も実現できものだと思っています。研修は、その後の行動変容が起こって初めて価値と意味を生み出します。行動変容を起こすためにはやはりオーダーメイドの研修が必要です。

来月のメンター同席新入社員フォローアップ研修では、メンターと新入社員がペアになって座ってくれる予定です。皆様にお会いできることを楽しみに、研修資料を作っています。

貴社の組織規模に合わせた本当に必要な研修を行いませんか?丁寧にヒアリングを行いながら、オリジナルの研修を作っています。お気軽にお問い合わせください。

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