22年 新入社員の皆様へ

明日、ご入社のみなさま。心からおめでとうございます。
学生から社会人としての第一歩が始まりますね。明日の入社式を思って、きっと緊張をしていることと思います。でも、その緊張は一生に一度のものです。

入社のタイミングで「転職」だなんておかしな話ですが、もし万が一、この先皆さんが転職をすることがあったとしても、今、感じている緊張と同じ緊張を味わうことはありません。転職をする時にはすでに「中途採用者」です。新卒としての入社は今この時だけです。だから、今味わっている緊張は今だけのもの。十分に味わっておいてください。

皆さんは、社会人になることにどんな希望や思いを持っていますか?
周囲の大人から「仕事って大変だけど楽しいよ」って話を聞いている人もいるかもしれません。また自分が目標とする社員さんがいる企業に入社をする人もいるかもしれません。

自分がこれからどんな風に成長できるだろう、社会に対して、自分の夢に対して、ワクワクとドキドキだと思います。

やりたいことがたくさんある、とても素敵なことです。
皆さんの目の前に広がる未来はとても明るいですよね。

今日は、皆さんが”やりたいことやれる自分”になるために覚えておいてほしいことをお伝えしたいと思っています。

それは、

「やりたいことをやるためには、できることを増やす必要があり、できることを増やすためには、やるべきことがある」ということです。

高校や大学時代に部活動で、がむしゃらに頑張った経験がある人は思い出してみてください。

例えば、皆さんが中学時代に野球をしていたとします。野球のセンスがなかなか良くて、県内でも野球が強いことで有名な強豪校に入学ができました。その高校では、全国各地から野球の強い人が集まっています。そんな部活動に入部した時に、入部と同時にレギュラーにしてもらえるでしょうか?

「中学時代に野球をやっていました。だからレギュラーにしてください!」と話をしたところで「いやいや、入部をしてすぐは、みんなと同じような基礎練習も必要だし、部室の掃除とか道具の片付けとかもやってよ」と言われるかもしれません。

「え〜、きつい基礎練習はしたくないし、部室の掃除も道具の片付けもイヤです。レギュラーだけやりたいです」と言って反論したところで、レギュラーにしてもらえるでしょうか?

最初は基礎練習や部室の掃除など「やるべきこと」をやりながら、でも、そこで手を抜かずにやるからこそ、力もついて、周囲にも認められて、レギュラーへの道が開けてきますよね。やっとやりたいことができるようになるわけです。もちろん、レギュラーになってからは、チームへの成果を出すために、ますます自主練の時間も増えるでしょうし、道具の手入れなど基本的なことをやり続けると思います。

仕事も同じです。

もちろん、皆さんの若い力や考え方が必要なところはたくさんありますし、企業もそれを期待しています。でも仕事の基本的なやり方や考え方などに関しては、まずはできることを増やすためにもやるべきことをやる必要があります。

このやるべきことは、もしかしたら窮屈に感じることやイヤだと思うこともあるかもしれません。でもその時に、イヤだから辞める、ではなく、少しだけ自分の考え方や捉え方を変えてみて、チャレンジしてみてください。

「今まではできないと思ってきたけど、やれるかもしれない」
「先輩も最初は緊張したって言ってた。自分もきっと大丈夫」
「今まで苦手と思ってきたことができるようになった自分ってかっこいいかも」

そうやって、チャレンジしながら、やるべきことをしっかりやって、できることを増やしていったら、やりたいことができるようになります。でも、もちろんやりたいことがやれるようになっても、自己成長はずっと必要になります。学び続けなくてはいけません。それができる人に「やりたいことをやって良いよ」というチャンスがやってくるのです。

入社をしてしばらくは、仕事を楽しむ余裕はありません。何もかもが初めてで、わけがわからないまま毎日が過ぎていきます。でもそれで正解です。仕事を楽しむ余裕がない自分に「仕事を楽しまないとダメ」なんて思う必要もありません。まずは、目の前のことを一つずつ確実に行っていきましょう。自分の苦手な仕事だったとしても、新しい自分に出会うつもりでやってみてほしいと願っています。

皆さんの新しい毎日を心から応援しています。
辛いなって思った時、もう社会人ってイヤだって思った時、私でよければいつでも連絡をください。
どこの誰かもわからない人だからこそ話ができることがあります。

一緒に話をしながら、前に進んでいきましょう。

今日はゆっくり眠って、明日を迎えましょうね。

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