内定者研修後のフォロー内容と頻度

先日は、内定者研修の設計方法について投稿をしましたが、本日は、内定者研修後の内定者フォローに関して、一例をご紹介したいと思います。

内定者を定期的にフォローする目的

内定者に安心して入社をしてもらい、組織とのエンゲージメントを高めていくためには、内定式(10月)から入社式(4月)までの半年間で、関係を作っておく必要があります。

内定者の立場でいうと、入社までの間に、社員さんと複数回の交流があり、入社時点で、社内に知っている顔がたくさんいる、また自分のことを知ってくれている人がたくさんいるというのはとても安心できる状況です。また会社のことは何となくぼんやりとではあるが分かっている、と言うことで心の準備が少しずつできていきます。

簡単にまとめると、以下の通り。
①入社式の時点で、現場の社員と「知り合い」になっている安心感がある
②会社の雰囲気や仕事の全体像がぼんやりでも掴めている

内定者フォローで必要な視点はこの2点になります。だから、内定者フォローの期間に「業務に関する知識を深めてもらうための研修」をガツガツと行うというよりは「関係づくりのための時間共有」を丁寧に行うことの方が大切です。

ポイントは「時間の共有」です。そして、共有する時間は人事や経営者層とだけではなく、現場の社員との共有が大事です。新入社員にとっては現場の社員こそが「自分を取り巻く環境」となるからです。

内定者フォローの頻度

では、関係づくりのための内定者フォローは、どのくらいの頻度で行えばよいのでしょうか?頻度はそれぞれの企業様の状況にもよると思いますが、私は以下の程度をオススメしております。

1)内定者研修後~翌日→レポート提出に対するコメント返信
2)1週間~2週間後→→→研修で決めたアクションプランの進捗確認
3)~1ヶ月後→→→→対面(オンライン)フォロー日※先輩との交流会

内定者フォローの内容

内定者研修に伺う企業様が聞く声で多いものとしては、

「内定者フォローを毎月やるって言っても何やればいいか分からない」というものですが、内容はなるべく手離れの良いものがよいと思っています。月に一度の内定者フォローの準備が大変すぎると続かないからです。

例えば、

□月に一冊の課題図書を与えて、その内容についてパワポスライド3枚分くらいのプレゼンを作って発表してもらう
□1ヶ月間で気になった新聞記事を3つあげてもらい、その理由を発表してもらう
□先輩社員へのインタビューを行ってもらい、記事を書いてもらう

などなど。
準備をする人事側が大変ではなく、しかし、学びが多い内容を準備すると良いと思います。

内定者フォローまとめ

内定者フォローの目的は、新入社員と組織のエンゲージメントを高めていくために、新入社員が入社をした時に「初めまして」の状況にしないことです。

「え?まだ入社してなかったんだっけ?よく会って話をしてたから、すっかり入社終わってると思ってたよ~」なんていう冗談が聞こえてくるような状況を作っておくことで、新入社員たちは安心して第一歩を踏み出していけると思っています。

これから内定者研修を設計される企業様
内定者研修は終わったけど、その後何もフォローしてないと企業様
内定者研修は全くやったことはないけど興味があるという企業様
など、お役に立てると嬉しいです。

大分県の企業様は、対面・オンラインにて、全国の企業様はオンラインにて内定者研修に伺います。詳しくは以下の記事からご確認ください。

内定者研修に¥10,000で伺います(DMをお受け取り下さった企業様)

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