新入社員研修とセットで導入していただきたいもの【受け入れ方研修】

【悩み】
新入社員や若手社員から「上司が仕事を教えてくれない」と相談されることがあります。上司への聞き取りをすると「俺たちの時代には仕事は教えてもらうものではなく見て盗むものだった」と言われますし、「教わってないから教え方が分からない」と言われます。

中小企業の人事の方から時々ご相談をいただく内容です。「昭和」な管理職と「平成」育ちの若手社員との間にある大きな溝が見えるお悩みですね。今日はそんな「悩み」に関して考えてみたいと思います。

株式会社ラーニングエージェンシー(本社 東京都千代田区、代表取締役社長 眞﨑大輔)が、2020年度入社予定の内定者1,121名を対象に「内定期間に感じていること」に関してアンケート調査を行い、令和初の新入社員となる世代が「どんなことに不安を感じ」「どんなサポートを会社に求めているか」をまとめているアンケート結果があります。

内定者1,121名の意識調査結果を発表|新着情報|人材育成・教育研修|ラーニングエージェンシー 株式会社ラーニングエージェンシー(本社 東京都千代田区、代表取締役社長 眞﨑大輔)は、2020年度入社予定の内定者1,12 www.learningagency.co.jp

ここでは、20年春の新入社員たちが入社前に何を望んでいたかというこということを知ることができます。

図3 内定期間中、入社する会社からどのようなサポートを受けたいですか?(複数回答)

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実に半数以上の52%の新入社員たちが「社会人の基礎を教えてほしい」と思っているということです。

2人に一人は「教えてほしい」と思っていますが、一部の企業では「教え方が分からない」「仕事は見て盗むもの」という考え方が根強くあり、双方に意識のズレがあることが分かります。

あくまでも個人の意見ですが、考えをアップデートするべきは「仕事は見て盗むもの」と考えている「昭和」な企業側だと思っています。新入社員たちの世代は「only one」と言われ、手取り足取り教えられてきた世代です。○か×かの答えがある世界で育ってきた世代にとって、初めての仕事で「何が正解か分からない」にも関わらず「仕事を見て盗め」というのはちょっと無理な話です。

新入社員研修をしていると新入社員のみなさんが「分からないことは質問をしなさいと言われるけれど、分からないことが分からないんです」と話してくれることがよくあります。入社したばかりの彼らにとって、何を見ても分からないことばかりです。だからこそ、やはり「教えてほしい」し「教えること」には十分な時間が必要です。

新入社員研修とぜひセットで考えていただきたいものが新入社員を受け入れる部署への【新入社員受け入れ方研修】です。なんとも回りくどい表現ですが、受け入れ側が考えをアップデートしていくためにも、研修を導入されると良いと思います。

「昭和」な人たちが思わず使ってしまう「今どきの若者」の傾向や特徴を確認し、新入社員への効果的な「接し方」と「教え方」を学んでほしいと思っています。「そんなばかばかしい」と思われるかもしれませんが、そのくらいのことをやって初めて「技術は見て盗め」ということはもう通用しないということが分かってもらえるのではないかと思うのです。

もし、みなさんの企業で「昭和」の管理職と「令和」の新入社員の間に「教えてほしい」「教え方が分からない」という課題をお持ちの場合、お気軽にご連絡ください。【新入社員受け入れ方研修】は対面でもオンラインでも開催致します。

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