【メンター同席新入社員フォローアップ研修】研修内容と参加者の声
先日のブログで「メンターさんが同席する新入社員フォローアップ研修に伺います」ということを紹介しました。大分県内にある製造業の企業様の新入社員フォローアップ研修の打ち合わせ中にメンター制度を導入されていることを聞き、それであればメンターさんも研修に同席してもらい、新入社員さんと同じ研修で共通言語を持っていただいた方が、これからのフォローもしやすいのではないかご提案したという話です。
先日、こちらの企業様でメンター同席の新入社員研修を行ってまいりました。今日はその研修の内容や研修後のアンケート結果をご紹介したいと思います。
コンテンツ
研修内容
【新入社員フォローアップ研修】
研修目的:
入社半年を振り返り、2年目に向けたステップアップを行う、メンターさんには研修を通して新入社員と共通言語を持ってもらう
研修プログラム:
1)社会人に求められること
2)社会コミュニケーション(報連相の重要性)
3)コンプライアンス
4)目標設定と共有
5)本日の振り返りとアクションプラン
研修中の様子
今回の研修では、メンターさんと新入社員たちはほぼ初めての顔合わせでした。そのため、グループワークではなく、メンターさんと新入社員の「ペアワーク」を基本として研修を進め、ペアワークの時間を普段の研修よりも多く導入しました。
アイスブレイクでは、二人の共通点を探してもらい、その共通点からペアの名前を決めてもらいました。それぞれのペアの特徴がよく出た名前がついて、ペア名の発表のたびに、他の参加者や人事の方からは笑いが出ていました(このグループやペア名を決めるワークは、研修中の私の密かな楽しみの時間でもあります!)
「社会人に求められること」のカテゴリーでは、新入社員さんには、社会人として半年を過ごしながら、何を求められてきたか、を、メンターさんには自分は新入社員に何を求めていくか、などをペアで考え、意見交換をしてもらいました。研修では「社会人は成果を出すことが求められる」ことを伝え、若手社員にとって求められる成果についてお伝えをしています。
新入社員(だけではありませんが)に求められる成果の一つでもある「社内で積極的にコミュニケーションを取る」ということに加えて、社内での報連相の大切さの話を行い、報連相研修で行うペアワークを2つ導入しています(どちらの企業様でもこのペアワークは笑顔と唸り声が溢れます)。この頃には、ペアワークにもお互いが慣れ、緊張がなくなっていました。
報連相のカテゴリーでは、新入社員には、報連相の重要性を伝えますが、メンターさん(と同席されている人事の皆さん)向けには、報連相を「受ける側」に注意をしてほしいことも伝えます。普段は階層別研修などで別々にお伝えすることを同時に伝えてきました(会社が抱える報連相の問題の多くは「する側」ではなく「受ける側」にあります)。
今回の研修で一番時間をかけたもの
今回の研修のメインテーマはメンターさんと目標を共有し、今後メンターさんに新入社員さんの目標達成に向けたフォローを行っていただくことです。そのため、最後のパートである、目標設定の時間は十分にペアワークの時間をとり、話をしてもらいました。
新入社員さんには、今までの研修内容を含め、2年目に向けて、あと半年でどのような目標を達成していきたいか、メンターさんに、その目標を共有しながら、「具体的にどのような行動をとればその目標が達成できるか」「また目標を達成しようとするときに障壁になることは何か」を一緒に考えてもらいました。
その上で、メンターさんには、今後定期的に新入社員さんと話をし、この目標がどの程度達成できているか、達成できるために必要なフォローは何か、などを見てもらうためのポイントをお伝えしています。
参加者のアンケートから
今回の研修に参加してくださったみなさんのアンケートより一部をご紹介します
(メンターさん)
・メンター制度の導入と聞いて、何をしていいのか分からない状態だったが、今日の研修で具体的に何をすればいいかが分かった
・自分自身も日常の業務の中で、できていない部分の発見ができてよかった
・普段から新入社員とはコニュニケーションを取っているが、具体的な話が改めて聞けてよかった
(新入社員さん)
・メンターさんと一緒に今後どうしていけば良いかという方向性を知る機会になった
・自分より上の人と話す機会があまりないので意見を聞けてよかった
・改めてメンターさんとお互いの話ができてよかった
こちらの企業様では、メンターさんと新入社員さんが同席して行う研修は初めての試みでした。しかし、実際にやってみて、両者の学びが大きかったことがわかりました。私の研修は1社ずつオリジナルで作成をしています。型がないからこそ、貴社の課題に合わせて作ることができます。研修を導入されていない企業様、研修なんて自社ではできないとお考えの企業様、貴社の課題と規模に合わせた研修を行ってみませんか?
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