21年春入社の新入社員研修 その前に
2021年もすでに仕事モード全開な方も多いと思います。今年こそは去年の分まで明かるい一年を、と多くの方が願いつつ、このタイミングでコロナが猛威を振るっているように感じますね。医療現場で働いてくださっている皆様には本当に感謝いたします。大変な毎日、本当にありがとうございます。
今日は、長く新入社員研修に関わっている研修講師として、経営者、人事ご担当者、そして各事業部の上司や先輩にあたる全ての方に2020年春入社の新入社員の皆様のことでお願いがあり、このブログを書いています。
2020年の新入社員研修は、コロナの混乱の中で過ぎていきました。「新型コロナウィルス」がどのようなものかもハッキリ分からず、感染予防もどうすれば良いか、コロナの時期をどのようにすごせば良いのか、そんなことが今より分からず、研修そのものが中止になったり、急遽オンラインへの変更となった企業様も多いと思います。
その後、2020年春入社の皆様はいかがでしょうか?あと3ヶ月ほどで、後輩を迎えようとしていますが、20年入社の皆さんの様子はお変わりないですか?社会人としての最初の一年目が混乱を極めた年となり、企業様によってはリモートワークを導入し、オフィスの中で先輩の仕事の姿を「見て覚える」ことができなかった新入社員もいると思います。「仕事」というものに慣れないままの一年が終わっているかもしれません。
企業としてはあと数ヶ月で入社をする21年春入社の新入社員のための準備が進んでいる頃だと思います。しかし、21年の新入社員を迎える前に、ぜひ20年入社の新入社員たちのケアをお願いします。「今年はどんな一年だった?」「あと数ヶ月で後輩が入社するけど不安なことはない?」そんな声かけをしていただきたいのです。声をかけて話を聞いてあげるだけで良いのです。
コロナのように混乱をしていない年であったとしても、新入社員たちは、後輩を迎えるこの時期に少なからず不安を抱えています。「頼んでもないのに下(後輩)を採用して(怒)」とは以前働いていた企業である年の新入社員が言った言葉ですが、この言葉に集約されるように、彼らにとっては下(後輩)が入社することはある意味、脅威であり、不安の塊なのです。
仕事もまだ十分にできないのに、後輩が入ってくる、仕事を教える立場になる、後輩に質問されてもよく分からない、そんな不安に加えて今年はコロナの影響があり、十分に仕事での経験も積めていないかもしれません。
今年の春に十分な研修ができていなかった企業様では、20年入社の新入社員の皆様に「フォローアップ研修」として、通常であれば新入社員研修でお伝えしてるような内容の研修を再度行ってください。20年入社の社員は研修が中止になった、しかし21年春入社の社員には研修が提供される、というようなことがあるのはとても残念なことです。提供する側としては「そんなに変わらない」と思いがちですが、研修を受ける側としては「大きな違い」があります。研修など企業が提供する「学ぶチャンス」はどの年代の社員に対しても同じようにあってほしいと願っています。
長年、大学生の就職支援から内定者研修や新入社員研修を担当してる講師として、20年春に入社をした新入社員の皆様のことはとても気がかりです。とても心配しています。ぜひ経営者、人事ご担当者の皆様、そして事業部の上司や先輩にあたる皆様が一人ひとりに声をかけてやっていただきたいと願っています。
20年春入社の社員に対して良いフォローアップ研修の内容を知りたい、彼らの不安をもっと詳しく聞き取りしておきたい、そのような場合は、お知らせください。貴社の業務内容に合わせて、効果的なフォローアップ研修を作成します。また新入社員のお一人お一人と対面やオンラインを通して面談をし不安の聞き取りも行います。
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