全社研修と役員勉強会をセットでどうぞ
現在、大分県の中小企業さまを中心に企業研修に伺っておりますが、一年間を通して毎月研修に伺う企業さまもあります。年間の企業研修は、単発の研修と違い、研修の成果は大きくなります。受講生のみなさまと講師は、毎月、顔を合わせて2時間以上の時間を共有しますので、お互いの人となりが分かってきて、少しずつ信頼関係が生まれていきます。また、先月の研修の内容を忘れる頃に当月の研修が実施され、先月の復習をするので、研修内容や自分で決めた目標忘れずに実施していくことができます。
すでに今年一年、管理職研修を担当したある企業さまでは、1月の初回研修と11月の最終回では、管理職の方々の研修に向かう姿勢や発言の内容がずいぶんと変わり、経営者の皆さまが大変驚かれていました。「管理職が大変頼もしくなった」「組織の課題を自分たちの問題だと考えて行動するようになった」と感想を頂きました。
大分市を拠点としてご活躍をされているある企業さまにも、来年は一年間を通して全社研修に伺うことになりました。実はこの企業さまには、月に2度、伺う予定になっています。1度目は「全社研修」そして2度目は「役員勉強会」です。通常、年間研修の場合は、研修だけで伺うことが多いのですが、今回は「役員勉強会」がセットになっています。
私の研修は企業理念の共感を土台にした「働きやすい職場づくり」「人材育成」をテーマにしています。研修を通して全社で共通言語を持ち、実施していきますが、現場にいる社員だけが頑張ったところで企業理念の共感を土台にした「働きやすい職場づくり」や「人材育成」は実現できません。多くの場合、経営層の意識が重要になってきます。
例えば、働きやすい職場を作るためには「ハード面」と「ソフト面」の両方からのアプローチが必要です。ソフト面に関しては、本人たちが「働く意味」「理念の実現に向けて主体的に動いていく」などを考えていくことで実現できることもありますが、ハード面に関しては「雇用条件」「労働環境の整備」等、会社側が提供すべきことが含まれます。そのようなものは経営者層が本気になって変えていかなければ変わらないものです。
また研修でお伝えした内容を共通言語として社内で使っていただくことで研修の成果は何倍にも大きくなります。現場にいる社員が研修で学んだことを実践しようとしていてもそれを経営層が知らなければ、実施することは難しくなります。
だからこそ、研修は全社研修と役員勉強会をセットにすることに意味があります。役員勉強会では、研修を実施させていただく企業さまが目指す場所に向かって、研修がどのようなお役に立てるのか、研修内容の周囲(背景)にある情報(知識)をお伝えします。そうすることで、研修が意図するもの、その先に作り出していきたい世界のことを理解していただけるからです。
来年一年間を通して、全社研修と役員勉強会がセットとして、この企業様に関わらせていただきながら、人材育成に貢献したいと強く願っています。そしてきっとそうできることがとても楽しみです。
年間研修は、人材育成や職場づくりに関して大きな効果をもたらします。企業の成長に欠かせない研修をご検討されている経営者、人事の方、管理職の方、お気軽にご連絡ください。お待ちしております。