7つの習慣読書会「人生の主役でいるということ」

今日は久しぶりに「7つの習慣」から書いてみたいと思います。今回私がピックアップした一文は、以下の通りです。

ここで、あなたが今すぐにでも自分の人生の主導権を握るための方法を二つ提案しよう。一つは何かを約束して、それを守ること。もう一つは、目標を立て、それを達成するために努力をすることだ。箇所:P110【決意を守る】

私が研修講師として大切にしていることは、研修を受けてくださった皆様に「人生の主役は自分自身」であることに気が付いていただき「未来を選択していく」ことのお手伝いをしていきたいと思っています。

この「人生の主役でいる」ことは、「7つの習慣」の言葉を借りると「約束を守る」「目標を立てそれを達成するための努力をする」ということだと書いてあります。

この箇所の後にはこう続きます。

どんなに小さな約束や目標であっても、それを実行することで、自分の内面に誠実さが芽生え、育ち、自制心を自覚できるようになる。そして自分自身の人生に対する責任を引き受ける勇気と強さを得られる。

人生の主役であるということは、「自分の人生に対する責任を引き受ける勇気と強さ」を持ち続けることであるのだと思いますが、この「責任」については少し前の箇所にこう書いてあります。

責任(responsibility)とは、反応(response)を選べる能力(ability)である 箇所:P107【「持つ」と「ある」】

責任というのは、起こった出来事に対して、自分の反応を選んでいくことだということです。例えば、自分にとって”悪いこと”が起こった時、それを「他人のせい」や「環境のせい」にして、その悪いことが起こった原因を「自分の外」に求めていけば、それは永遠に解決することはできません。しかし、自分が直接コントロールできること、すなわち「自分自身」と対話をして働きかけていけば、悪いことの「捉え方」は変わってきます。

悪いことが起こった時に「もうこれで終わりだ」と思うのか「成長のチャンスだ」と思うのか、その考え方の先にはまったく違う未来が広がっています。その出来事に対して「反応」を「選ぶ」ことが「責任」だということです。

「未来の選択肢」を考える時に、自分の目の前に「どんな選択肢を増やしていたいか」を考えることは大切なことだと思っています。ネガティブな反応が多ければ、ネガティブな選択肢が増えていきます。成長のチャンスだという反応であれば成長できる選択肢が増えるでしょう。ポジティブな反応を選べば、きっとポジティブな選択肢が生まれてくるのだと思います。

約束をしてそれを守る、目標を立てそれを達成するための努力をする、この二つは、結果を伴います。その結果を自分の責任とするために反応を選んでいく、それが人生の主役でいることです。誰かのせいにするわけではなく、自分が選んだ道を正解にしていく、それが大事なのだと思っています。

自分で未来を選択していくためには、知識も情報も必要です。目の前のことだけでなく、広くて高い視座を持って、世界の中の自分を見ていくことも必要です。アンテナを張って情報を拾っていきながら自分の人生に必要なものを選択していきます。日々勉強です。

でもそうやって選択した未来は、きっとワクワクできる未来なのだと思っています。「やらされてる感」や「何のためにやっているか分からない」ということがない「自分がやりたいことをやれている未来」だと思っています。

これから先もそんな未来を歩いていきたいと願っていますし、多くの方にも自分の人生の主役でいていただきたいと願っています。

未来の選択肢を増やすお手伝いをしている研修は、本サイトよりご確認いただけます。

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