内定者・新入社員研修:新入社員に求められる成果とは?

現在、23年春入社予定の皆様に向けた内定者研修を実施しております。11月は毎週のように内定者研修に伺っています。東京や福岡などでは、10月の内定式に併せて内定者研修をされるところも多いようですが、大分では、現在も採用活動を続けておられる企業様もおありですし、この時期に内定者研修を行うことも珍しくありません。

今年の内定者研修では、主に6つのカテゴリーでお話をしていますが、その中でもメインとなるのが「新入社員に求められる成果」と「考える力を鍛える」という二つです。今日はその中でも「新入社員に求められる成果」についてお伝えをしたいと思います。

学生と社会人の違いは何か?

内定者研修や新入社員研修で「学生と社会人の違いはなんだと思いますか?」とお尋ねしますが、「責任の違い」「今までは親がやってくれたことも自分で行う必要がある」「自分の失敗が企業に大きな迷惑をかけるようになる」などの回答が出てきます。皆さんは学生と社会人の違いと聞かれて、どのように答えますか?

私がお伝えするのは「学生はある程度、自分の意思でいろんなことを決定できていたけど、社会人になると企業が求める成果を出す必要がある」ということをお伝えします。学生時代は本人のやりたい、やりたくない、が優先しやすい環境でしたが、社会人になると、本人のやりたい、やりたくないという基準ではなく、会社が求める成果を出す必要があるということです。その理由はとてもシンプルですが、社会人として企業で働く場合、皆さんの給料は皆さんの成果から出ています。学生時代のアルバイトでは時間に対して給料が払われていましたが、これからは成果に対して給料が払われるようになります。

だから社会人になったら、1日でも早く企業が求める成果を出していく必要があります。これは企業に所属して給料をもらう限り、必要なマインドセットです。

新入社員に求められる成果とは何か?

では、新入社員に求められる成果とはなんでしょうか?新入社員の頃は、まだ右も左もわからない状況です。早く成果を出したいと思っても、仕事を覚えるのに精一杯でしょう。そんな新入社員に対して、企業が求める成果は「1日でも早く企業のチームメンバーとして慣れて活躍できる人材になって欲しい」ということです。

チームメンバーとして慣れていくというのは、自分はこの企業の一員であるという意識を持つことです。内定者の頃はまだ「お客さま」として扱ってもらうこともあるでしょう。研修会場に行っても、会場や資料が事前に準備されていて、お茶も用意されている。でも、新入社員になれば会社の一員なので、会場設営や資料作りも自分たちでやる必要があります。チームメンバーとして、他のメンバー(上司や先輩)と協力して様々なことを行なっていく必要が出てきます。

そうやって、チームの一員になり、早期に活躍できる人になれます。周りとスムーズなコミュニケーションが取れれば、仕事も早く覚えることができますし、仕事でわからないことがあってもすぐに質問もできます。質問ができたり、フィードバックをもらえたりすれば、それだけ早く仕事に慣れることができます。

チームの一員になるために

上記で見た通り、企業では新入社員に「1日でも早く企業のチームメンバーとして慣れて活躍できる人材になって欲しい」と思っています。では、1日でも早く企業のチームメンバーになるためには、何をしていけば良いのでしょうか?

ここでお伝えするのは、チームメンバーになるために実施をしてほしい5つのことです

1)挨拶をする
2)ルールを守る
3)身だしなみを整える
4)時間を守る
5)報連相をする

チームに馴染んでいくためには、自分から挨拶をする必要があります。出社や退社時の挨拶はもちろんですが「ありがとうございます」「すみません」などの挨拶も大切です。そうして、自らコミュニケーションをとっていくことで環境に馴染んでいくことができます。

またチームは多様な価値観を持ち、それぞれが違う立場で働いています。だからこそ、コンプライアンスをはじめとしたルールやマナー(身だしなみ)を守る必要があります。これはお互いに気持ちよく働いていくための基礎的な部分です。

まだ仕事が十分にできないなりに、新入社員にも仕事が任せられていくと思いますが、その中でも「時間を守る」「報連相をする」ことはとても大事なことです。時間を守るということは、単に「会議の10分前には着席をしましょう」ということではなく、「仕事の締め切りを守る」や「メールには24時間以内(会社の返信ルールに従ってください)に返信をする」などということも含まれます。社会人になると相手の時間への配慮も必要です。

そして、報連相は、組織コミュニケーションの基礎となるものです。新入社員のうちは、自分一人で責任を取れるような仕事はまだできません。だからこそ、自分勝手に判断をして仕事を進めるのではなくて、上司や先輩に相談や報告をしながら業務を進める必要があります。

このような5つに対する成果を出していくことで「チームメンバーとして1日も早く活躍ができる」ようになっていきます。

内定者研修の効果

先日行った内定者研修では上記のことを丁寧にお伝えをしました。上記を内定者の時期に知っておくことで、入社からのスタートダッシュを行うことができます。入社してから知るのと、入社前に知っておくのでは随分と違う成果になります。

内定者研修は、入社に向けて、何を準備しておいてほしいか、入社後すぐにどのように動いてほしいかということを伝える大切な時間です。また内定者たちに、入社にあたって抱えている不安などをヒアリングすることで、少しでもフォローをすることができるようになります。

内定者研修を実施されていない企業様があれば、今年はぜひ内定者研修をご検討ください。年内の研修実施も可能ですし、年明けの研修ご予約も承っております。

今年の内定者研修は以下の上件で伺っております。まずは一度お気軽にご連絡をいただけますと幸いです。

2023年春入社 内定者研修
日付:2022年10月1日以降でご希望日(先着順)/2時間研修
場所:貴社指定場所(会議室など)/オンラインでも可能です
内定者の人数:1名〜10名まで(人事の同席無料)
費用:¥5500/1人につき+交通費(高速道路通行料+¥20/1キロメートル)
      オンラインの場合は別途¥3,000

お問合せ(メール)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です