面接官も練習を(面接官のための面接練習)

突然ですが、みなさんの企業では、面接官の面接練習をされていますか?
「面接練習」と聞くと、面接を受ける側(求職者)の面接練習を想像されるかも知れませんが、実は、面接官側の面接練習もとっても重要です。

特に初めて面接をする場合には、面接官も緊張をしてしまいます。面接の全体の流れを把握して、想定された質問を順に質問していくこと、まだどのような点を評価すれば良いかを確認する上でも、面接練習は、大切な準備です。

改めて、面接官が面接練習で事前に確認をしておくと良いポイントです。
1)面接の流れ
面接が行われる場所での動き、面接冒頭の自己紹介や挨拶、質問の順番、面接終了の挨拶など
2)質問内容
面接の階層とそれに合わせた質問内容
3)評価ポイント
求職者の評価ポイント(実際は面接が終わってから評価をしますが、第一印象や話の内容など、どのような評価をするか)

先日、ある企業様に、面接官の面接練習をして欲しいというご要望をいただきました。採用の全体像をお伝えして、よく使われる質問や評価ポイントなども確認をしました。その上で、面接官の面接練習を実施しています。

こちらの企業では、それまで面接はすべて社長が行っておられましたが、今後は店長さん達も面接に関わり、採用を社内全体の出来事にしていくことを望まれています。そこで今回の研修のご依頼となりました。

講義形式で採用に関してお伝えしたうえで、模擬面接へ。
「え?!もうやるんですか?」とお一人の店長さんから不安な声が上がっていたので、講師が一度模擬面接をやってみました。入室時の挨拶から自己紹介、面接の進め方などを一通りみていただいてから模擬練習に入ります。私の模擬面接をご覧んになった店長さんは「ムズカシイ!!」「そんなに上手にできない」「え〜!むり〜!」と、それぞれ不安な声を出しておられました。

しかしさすがは店長さん達。実施に模擬面接になると、顔つきが一気に変わり、今まで不安な声を出していた人とは思えないくらいにしっかりとした面接官になっていました。求職者役は私と社長で対応。社長も実際にいそうな求職者を演じてくださり、かなりリアルに近い面接練習ができました。

店長さんには、面接官を練習しながら、メモを取る難しさ、質問を掘り下げる難しさなどを感じていただき、本番までにどんな準備が必要かをお伝えをしました。また、模擬面接後には、求職者を採用するかどうかをみんなで議論。「今までだったら採用していたと思うけど、今改めて考えた採用要件に合わせて考えていくと採用はどうだろう?」という意見も聞かれました。

面接に向けて、社内で準備をしていく、そして練習をする。採用が「社内の出来事」になることで、内定後に実際に入社をしてもらった後にも、新しいメンバーが加わるということに関して、それぞれが「自分ごと」として考えていくことができますね。とても大切な取り組みだと思います。

現場の社員さんが、採用面接を初めてされる場合、また、採用を一度見直して、本当に自社で活躍してくれる人を見極めた採用がしたいと思われる経営者や人事の皆さん、一度採用フローに関しての見直しや採用要件の作り直しをしてみませんか?私が行っています研修では、社内コミュニケーションやチームビルディングだけではなく、採用面接に関することも行っております。もちろん、上記のように模擬面接も行います。お気軽にご相談ください。

【お知らせ】
現在、23年春入社予定の皆様に向けた内定者研修、また23年春の新入社員研修のご予約をお受けしております。内定者が3名以下の企業様、今年は研修を自社開催されてみませんか?お気軽にお問い合わせください。

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