講師の”悪い”思い込み

先日、理念研修が終わった後に受講生の方とお話しをする機会がありました。

「研修、とても楽しかったです。特に、同じチームで働くメンバーがどんなことを考えて仕事をしているかを聞けたし、自分のワークは進まなかったけど、でもえがおさんの研修を受けることができてよかったです」

こんな素敵な感想をいただくことができました。

実は、講師としての私は、研修中、彼女のワークの様子をみながら「あまり研修が楽しくないのかな」と心配をしていました。なかなかワークが進まず、いつも迷っている様子が見える彼女を気にすることが多かったです。

でも、そんな彼女が「とても楽しかった」と言ってくださったのは、講師としては、「へ？そうなの？」と思わず聞き返したくなるほど、とても新鮮な驚きでした。

そして同時に、講師として「思い込み」で受講生のことを見ていたんだと気づかされ、大きく反省をした瞬間でもありました。「あぁ、彼女は研修を楽しんでくださっていたんだ。彼女に対して、遠慮せずに、心配をせずに、もっともっと積極的なお声がけをすればよかったなぁ」っと。

研修中の受講生のご様子はそれぞれ。講師としてできることは常に誠実に、この研修が受講生の方のお役に立てることを考えながら全力で行うだけです。