受講生の方から学ばせていただくこと
大分県では、企業研修の講師として、管理職研修や新入社員研修を担当させていただいておりますが、個人の方に向けた「個人レッスン」なども行っております。社会人の方や就活生の方など、個人レッスンを受講される方は様々です。
昨日は、個人レッスンの日でした。
受講生のMさんとは計8回のレッスンを予定しており、昨日はその6回目でした。5回目のレッスンで、今回の個人レッスンがMさんにとってどんな学びになっているのかを言語化して、まとめてみてくださいと提案しました。
Mさんは文章を書くことがあまり得意ではなく、「プレッシャーに感じます」といいつつも、ご自身のコンフォートゾーンを出るためにも「やってみます」と言ってくださいました。その5回目の個人レッスンから2週間がたちました。
私の手元には原稿用紙10枚に渡るMさんの言葉がありました。個人レッスンを受ける前の自分、レッスンでの学びと変化、そして未来で何を行っていきたいかという決意です。読ませていただきながら、とても胸が熱くなりました。
個人レッスンを受けるようになってから、どのような未来を創っていきたいのかをより明確に考えるようになった。そして、その未来を実現させていくために、より一層身体の健康に気を付けるようになったし、タイムマネジメントをするようになった、ということが書いてありました。健康もタイムマネジメントもご自身の目標である「75歳で大学に再入学し研究を進めていく」を達成するためでもあります。
私はMさんの個人レッスンを担当させていただけることを感謝しています。一人の人が、自分の未来を創っていくために、現在をコントロールしながら生きておられる、そしてストイックなまでに学び続けておられる、その姿は、人生の先輩として学ぶところがとても多いですし、私自身の生き方を振り返り反省する機会となっています。
講師はいつでも受講生の方から学ばせていただいています。「先生」と「生徒」という「教える人」と「教えられる人」という関係ではなく、一人の「人」と「人」として向き合っていきながらお互いに学び合っているのだと思います。
これからのMさんがとても楽しみです。そしてその楽しみな未来にほんの少しでもお役に立てるようにこれからも全力を尽くしていきたいと思います。