人事部と一緒に創る研修
大分県で続けている管理職研修や新入社員研修などの企業研修は対面研修が中心ですが、実は来週、東京の企業さまへのオンライン研修が決まっています。知名度もあり、とても大きな企業さまなので、研修のお話しを頂けたときには「本当に私が講師をさせていただけるのか?!」「私が講師としてふさわしいのか?」とずいぶんと不安にもなりましたが、私にご依頼下さった人事部のYさんを信じて頑張ろうと思い、準備を進めてきました。
オンライン研修では個人向けのセミナーをすることがほとんどで、人数はどんなに多くても15名程度です。しかし、今回の研修はオンラインで100名規、どのような研修になるのかも想像もできない状況です。
そのような不安な気持ちと、しかしこの研修を担当させていただきたい!と強く願った気持ちを抱えてスタートした研修の準備ですが、とても早い段階で【自分一人で研修を完結させることは無理だ】と判断をしました。まだまだ慣れないオンライン研修、しかも人数は100名、PCの操作をしながら、皆さまの様子をみながら、ワークを誘導していくのはとても大変だろう、と。そこで、私に研修のご依頼を下さった人事部のYさんに「研修中のサポートをお願いします」とお願いをしました。
対面式の研修であっても、個人で開催するオンラインセミナーであっても、ほとんどの場合、私は一人で完結させます。場合によっては準備から進行、片付けまですべて一人で行います。そのように一人で行うことに慣れている私にとって今回の「お願い」は異例のことでした。
人事部のYさんは、大変快くお願いを聞いてくださって、「一緒に研修を創っていきましょう!サポートするので大丈夫です!」と言ってくださいました。もう感謝しかありません。私は、そのYさんの言葉に安心し、信頼をし、準備をすることができています。
そして今日は本番前の通しリハーサル。本番と同じ内容の研修を同じ流れで進めていきます。ブレイクアウトルームを使ったワーク、感想のシェアなども同じ流れで進めていきました。私が喋り、それに合わせて人事のYさんがPC操作をしてくださる。PC操作はスムーズで、研修は時間通りに進んでいきます。それは本当に心強い時間でした。
研修の内容に関しては、今日のリハーサルを前に、何度も家で練習をして、何度もしゃべって、感覚をつかんでいるつもりでも、実際に同じ流れでやってみると「できない」ことが見つかります。上手く伝えられない部分、言葉に迷いがある部分などが見えました。これは本番前に解決をすることですが、しかし自分が話すことだけに集中して改善ができるのは、Yさんが研修をサポートしてくださるからこそです。とても感謝なことです。
そして、もちろん、研修を創る前には、Yさんと何度も話をして、メールをして、お打ち合わせをさせていただきました。会社の課題、Yさんのご意見など、毎回、とても誠実に話をしてくださり、研修がより良いものになるようにお力添えいただいています。
そうやって、研修の準備から本番の流れまで、一緒に研修を創っていけることは私にとっても貴重な体験です。講師として「すべてお任せします」と呼んでいただいてお話しをすることもありますが、今回のように最初から一緒に創っていき、研修中も一緒にいていただくことはとても素敵なことだと思えています。
本番まであと1週間。今日の課題を元に改善して本番を迎えたいと思います。