【就職支援】さぁ自己分析を始めよう
福岡では7年間就活支援の現場で活動をしてきました。福岡にある就活塾の講師として毎年100名以上のゼミ生(塾生)をサポートし、外部講師としては、大学の就職課主催のセミナーなどにも登壇をしてきました。現在の新入社員研修や管理職研修はこの就職支援での講師経験がベースになっています。
大分に来てからは、大々的に就職支援はしていませんでしたが、最近は、ご縁があって留学生向けの就職支援を少しずつ開始しています。先週末は、韓国の学生さんに対して、それぞれ1時間ずつ、就活オンライン個別セミナーの「自己分析」編を開催しました。
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自己分析セミナーで必ず聞く3つのこと
それぞれセミナーの開始時に「自己分析の進み具合はいかがですか?」とお聞きしましたが、「今通っている大学では4年生から自己分析が始まるため何もしていません」「まだ就活時期ではないのでやっていません」との回答でした。
自己分析って何のためにするんでしょうか?
私の自己分析のセミナーでは最初に3つの質問をします。
Q1:今やっている就活は「誰」の未来を創るものですか?
Q2:企業の面接選考で質問をされるのは「誰」に対する質問が多いですか?
Q3:内定を獲得後、企業に入社をするのは「誰」ですか?
セミナー受講生はこの質問を聞くと、「なんでこんなバカな質問をされるんだろう」というようにちょっと笑って「私(自分)です」と答えます。みなさん確実に正解の答えが出せます。しかし、私はこの正解を聞くたびに、とても不思議に思うのです。
ではなぜ、自己分析をまだやっていないんでしょうか?
自己分析は就活の時期が来たからするものではありません。そして、内定を取り終わったら終わるものでもありません。自己分析は自分を知るための時間です。それは就活が始まる、始まらないに関わらず行います。内定がとり終わったあとも、入社をしてからもずっと続けていくものです。なぜ?すべて自分の未来につながるからです。
自己分析は「能力」「価値観」「未来」の3つを考えていきます。
「能力」
自分が過去の経験を通してどんなことができるようになっているのか。どんな能力を身に着けて来たのかを振り返ります。そしてその能力がこれから入社をしたいと思っている企業において貢献できる力であるかを確認します。早めから自己分析を行い、自分には企業で活躍できる能力がまだ少ないかもしれないと思えば、そこから経験を積んで能力を身に着けていけるような努力をすればいいのです。
「価値観」
自分が現在までどのような「価値観」を持ってきたのか、またこれからどのような「価値観」を大切にしていきたいのかを考えます。価値観とは自分が大切にしている考え方や判断軸のことです。この大切にしていることを入社した後も大切にできることが「気持ちよく働ける」秘訣となります。しかし価値観という言葉は普段あまり触れることがなく、いきなり考えても分かりにくいものです。早めに自己分析を行い自分の価値観を言語化できるようにしておくことは大切なことです。
「未来」
自分が仕事を通してどんな未来を創っていきたいのか、そのためにどんな仕事をしたいのか、どんな会社に入社をしたいと思っているのかを考えます。未来のことは、未来にしか分かりませんし、どんなに計画を立てていても今回のような事態になればその通りの未来が描けることは少なくなります。でもだからと言って何も考えないのではなく、やはり未来についてのアンテナは立てておくべきです。叶えたい未来に対してチャンスが来たときのために情報を集めておくこともできますし、準備ができます。自分の周りにいる大人だけではなく、イベントなどを通して多くの大人と出会い、働き方、考え方、生き方を参考にしながら、自分だったらどんな仕事をしたいか、未来を創りたいかを考えていきます。これは早ければ早いほうが良いのです。
自己分析は二つの方法で行う
自己分析をすることは自分を知ることです。自分を知るための方法は2つ。一つは自分で考える、もう一つは他人に聞くです。自己分析は自分一人で頑張るものではなく、家族や友人や周りにいる大人と一緒にやるものです。ぜひ自分の周りにいる人に声をかけてほしいなと思います。もちろん私に声をかけてくれても大歓迎です。よろこんでお話しをさせていただきます。
さぁ、今、自己分析を始めていきましょう。