報連相が育つ2つの秘訣

報連相研修をご依頼いただく企業さまは、当然ながらチームや社内の報連相に課題を抱えておられます。「どうすればメンバーの報連相が育ちますか?」とご質問をいただくことが多いです。

どうすれば、みなさんの報連相は育つのでしょうか

報連相が育つ2つの秘訣

一般社員向けの報連相研修の時も、管理職向けの研修の時にも、最後に必ずお伝えすることがあります。それは報連相のスキルアップは【日本語力】と【他人を気遣う力】を向上させることが重要ですということです。もう少し言ってしまえば、この二つの力がある場合は、ほったらかしでも報連相は上手になります。

報連相が下手なメンバーさんは、日本語力(語彙力)が弱い場合が多いです。「なんと言えばいいのか分からない」というのは「語彙力」や「表現力」がないからです。言いたいことがあるけど言葉に出来ない、ということです。そして、「相手の立場に立つ気遣い」ができない場合もやはり報連相が下手になります。報連相のタイミングや内容が、相手のほしいものではない、チームの全体像を考えたものではなくなるからです。

では、どうすればいいのか。

日本語力を鍛えるために

書けないことは喋れない」と言われているように「書く」ということはとても大切な訓練です。自分が表現したいと思っていることを的確に言葉に出していく、そのために「書いて」いくことが訓練となります。もちろん、「言葉」を知らなければ、書きようがないので、単語量を増やすためのインプットも重要です。読書会をする、月に1冊課題図書を与えてレポート提出してもらうなども有効かもしれません。先日伺った研修では、若い社員さんが「ヤバい」を連発していました。何に関しても「ヤバい」しか言わなかったので「その状況をヤバいという言葉を使わずに表現してみて」とお話しをしました。こんな小さなことを繰り返しながら言葉を鍛えていく必要があります。

気遣い力を鍛えるために

相手への気遣いは、その相手のことをどのくらい「見て」いるか、そして先の行動を「想像」できるかによると思っています。ただ、「仕事の全体像を想像して、自分の仕事をしてほしい」という話を聞くことがありますが、誰にとっても「見たことのない未来」は簡単には想像できません。仕事の全体像といったところで、本人にとっては「初めて見る世界」なのです。だからそれを想像しろというのはちょっと酷な話。仕事の全体像が見えていない場合は、見たことがある人たちが一度は教えてあげる、見せてあげることが大切だと思っています。想像するのはそこからです。想像ができるようになってから、「もしあなただったらどうしてほしい」と考えていけるように問い続けて気遣う力をつけると良いと思っています。

勝手に育つ報連相

日本語力と相手を気遣う力があれば、報連相は勝手に育ちます。だから育てるべきは報連相ではなく、【日本語力】と【相手を気遣う力】です。組織の仕組みとして、この二つを育ててみてください。

報連相はもちろんですが、チームビルディング、チーム作り、人材育成にお悩みの方がおられましたら、お気軽にご連絡ください。お役に立てるかもしれません。お問い合わせはお気軽に。

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