「理想の声は?」と聞かれて

現役のアナウンサーが講師

今年に入り、一つ上の講師を目指すために、現役のアナウンサーの方から個人レッスンを受けています。研修後のアンケートに「えがおさんの声は、はっきりしていて聴きとりやすい」と書いてくださる方が多く、その言葉に甘えていた私は「話し方」や「声」ということを真剣に学んだことはありませんでした。でも、今年の目標は「一つ上の講師」。内容はもちろんですが、しっかり自分の「声・話し方」とも向き合う必要があると思い、レッスンをお願いしています。

さて、先日の個人レッスン。
柔軟体操の後に、発生練習を行い、前回の復習と新しいレッスン内容に入っていきます。

赤色のありがとう

レッスン内容は、今まで受けたことがないようなものばかりで、すべてが新鮮です。例えば、「ありがとう」という言葉を「色」をイメージしながら発します。「では、赤色のありがとうを言ってみてください」とか「黄色のありがとうは?」とか「ピンクは?」「紫は?」というような感じ(音声でお伝えできないのが残念すぎます)。これがまた、なんとも難しい、そして恥ずかしい。。。頭の中には何となくイメージできる声があるのですが、口から出てくるとまったく違うものになってしまいます。

イソップ物語の朗読もします。「自分がその物語の中にいるように読む」と教えていただき実践。目の前に子どもたちが座っているのを想像しながら、自分なりに読み聞かせをしてみます。「うまくできた!」と思うのですが、先生からは「正しく読めていますが、物語の中にはいないね」と言われてしまいます。。。もちろん先生が読むと、一瞬で私は物語の中に引き込まれて行くのです。あぁプロの技。。。レッスンの内容すべてが新鮮です。

自分の声をどこまで持っていきたいのか

今回、特に印象に残った言葉がありました。それは、先生が繰り返しおっしゃった「どんな声を出したいのか、自分の声をどこまで持っていくのか、という理想を持つことの大切さ」です。私も講師という立場で、多くの方に「どんな未来を創っていきたいのか、その未来像をリアルに想像していくこと、また実現に向けて努力していくことの大切さ」というお話しをよくさせていただきます。先生がおっしゃったことはまさしくこれと同じ。「自分の声をどこに持っていきたいの?」ということです。

今までの私は自分の声に対しての「目標」というものを考えたことはありませんでした。どんな声であれば、よりみなさんが、研修に集中できるのか、もっと「聞きたい」と思っていただけるのか、そんなことを考えることはありませんでした。

まだ答えは出ていません。でも今から、少しずつその答えを探していきたいと思います。研修内容はもちろんですが、その内容を伝えるための「声」「話し方」という技術をもっと磨いて、みなさんにより良いものをお伝えしたいと願っています。

先生の言葉

最後に先生の言葉を
メッセージを伝えるためには、技術を使って相手に渡す必要がある
これからも先生にご指導をいただきながら、一つ上の講師を目指して頑張っていきたいと思っています。

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