最適な研修時間はどのくらい?

こちらの記事は2020年1月14日に公開したものですが、その後、2023年2月17日に「研修は時間の長さよりも回数の多さで効果が出ます」という記事を公開しております。併せてお読みいただけますと幸いです。

研修は時間の長さより回数の多さで効果が出ます

みなさんは普段、どのくらいの長さの研修に参加されていますか?
半日研修であれば3時間、一日研修であれば5~6時間でしょうか。
そしてどのくらいの時間で行われる研修がお好きですか?

大分県内の介護業界や福祉業界で働かれている職員と管理職を対象とした「報連相研修」を担当いたしましたが、主催者挨拶からアンケート記入まで合わせて「60分」という時間でオーダーをいただいた研修でした。

私は講師として9年目ですが、60分というオーダーは初めてのことでした。いつもは最低でも90分。管理職研修や集合型の新卒研修になれば5.5時間で2日間、というような長時間のものを多くやってきました。

主催者挨拶を含めて60分というのはとてもとても短い時間。そんな短い時間の中でも、講師ばかりがしゃべっている研修ではなく、みなさんに課題を共有していただき、ワークを通して、本質的なことに気が付いていただく、そのスタイルは変えずにやりたいと思っていました。

研修当日。アイスブレイクからワーク、そして講義部分、最後の質疑応答までぎゅっと詰め込んで60分。久しぶりに息切れをするような研修でした。

主催者の方からは「以前、えがおさんがおっしゃった60分は短いというのが分かりました。60分だと話を聞いて、自分に置き換えて考えていく時間がありませんね。もったいないなって思いました」とのご感想。

業務を抜けて研修に参加される受講生のことを想って「60分」という時間を設定されていますが、それでは研修の落とし込みができずに逆に「もったいない」と思った、という気づきがあってよかったなぁと思っていました。

研修は、学んだあとに現場での行動が変わっていって初めて成果として現れます。だからこそ研修会場で日頃の自分を振り返り、どう行動を変えていけるかを考えることが大切ですよね。

講師としても改めて研修に関して気づきを与えていただけた時間となりました。

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