宿題が出る管理職研修

現在、大分県にて介護業界の管理職研修を担当させていただいております。

人手不足が深刻となっている業界で、「人を育てることが重要だ」と改めてお考えになり、教育の先にある人材定着を目指して研修の導入をお決めになりました。

その研修に対する組織の本気度は高く、経営者自ら、管理職のみなさまと一緒に肩を並べて研修を受講されています。

第1回目の研修が終わってから、経営者からの研修に対するリクエストを頂きました。それは、「宿題を出してください」というもの。

月に一度の研修の内容を忘れてしまわないように、宿題を出してほしいとおっしゃいました。

宿題が出せる研修というものは、そう簡単ではありません。
研修(講師)とみなさまとの間に信頼関係が必要です。研修が、またその時に出される宿題が自分の業務の役に立っているということをお分かりいただけていないと、誰も宿題をやってはくださらないでしょう。「大変な研修」と思わせるだけでは、研修講師としては失敗です。

先日の研修で、初めて皆さまに宿題を出してみました。どのくらいの管理職のみなさまが、来月の研修までに宿題に取り組んでくださるか分かりませんが、期待を胸に楽しみにしておきたいと思います。

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