研修前に必ずお願いすること
大分県や福岡県を中心に企業研修やセミナーを担当させていただいておりますが、すべての研修やセミナーで受講生のみなさまにお願いすることがあります。
それは、
①思い込みのメガネを外してください
②観客席から降りてコートでプレイをしてください
という2つです。
1つ目の「思い込みのメガネを外す」ということは・・・
研修やセミナーでは「聞いたことがある話」「分かっていること」をたくさんお伝えしています。
その時に、「あぁその話知ってるよ」「わかってるよ」という気持ちになると、その瞬間にシャットダウンが起きてしまってそれ以上の情報が入ってきません。でも「わかっている」ことと「できている」ことには大きな差があるのです。本当に分かっているか、できているか、その確認のためにも「思い込みのメガネを外して」研修に参加していただいています。
2つ目の「観客席から降りてコートでプレイをする」ということは・・・
例えばスポーツの試合では、フィールド(コート)に立ってプレイをしている選手と観客席に座って応援をしているお客さんは同じ時間を過ごしています。でもその集中力や時間の過ごし方には大きな違いがありますよね。研修やセミナーも、他人事として参加しているのと、自分が研修を創っている本人だ、と思って参加しているのでは、学びの量にかなりの違いが出てきます。だからこそ研修やセミナーには「プレイヤー」として集中して参加していただいています。
どちらも「あたりまえ」のことのように感じますが、特に企業研修など「半強制的」に集められた人たちにはむつかしいことも多いようです。
みなさんは研修やセミナーに参加するとき、どんな気持ちで参加していますか?
せっかくの学びの時間の精度を上げるためにも2つのことを心がけてみてくださいね。