導入事例(企業様の声):株式会社NRe 代表取締役 仲道雄一社長インタビュー
中尾)本日はインタビューのお時間をいただきましてありがとうございます。まずは、現在、3社の代表取締役ということですが、3社のことを簡単に教えていただけますか?
仲道社長)はい。株式会社NRe(ハウスドゥ 大分明野店、敷戸店)は、不動産の売買の仲介、有限会社令和不動産(ハウスドゥ 森町バイパス店)は、不動産の買取と再販事業をしています。また、仲道トーヨー株式会社は、住宅の材料の卸と、リフォーム、太陽光などエネルギーを手掛けています。
中尾)ありがとうございます。貴社では株式会社NReにて研修を導入していただいておりまして、今年から仲道トーヨー株式会社でも研修を導入していただきますが、研修を導入いただくことになった背景を教えてください。
仲道社長)元々、社員育成、研修にはお金をかけてきていました。加盟しているハウスドゥで行われる研修にも積極的に参加していました。組織が大きくなっていくときに、眼に見えるスキルだけでは、組織はまとまらない、弱いと思っていました。木で言うと「見えている部分と根っこの部分」に例えられると思います。見えている部分はビジネススキルなどですが、見えていない根っこの部分「人としての本質」というような育成をやってきていなかったので、取り入れたいなと考えたのが導入のきっかけです。
根っこの部分の研修として、大手研修会社の研修に参加したこともあります。例えば、みんなで大声を出すとか、両親に感謝の手紙を書いてみんなで涙する、みたいな研修です。でも自分にあってないなぁと思ったし、自分に合わない研修を社員に受講させるのは違うなって思っていました。ちょうどそのタイミングで中尾さんを紹介してもらいました。
中尾)根っこの部分が育ってないと「組織として弱い」というお話がありましたが、どういうところでお感じになったんですか?
仲道社長)特に何があったわけではないんです。でも、ビジネススキルが身についただけではダメで、「人に感謝する」「人のおかげ」というようなマインドは大事だと思っています。でもそれを「教える」いうことが自分にはできない。社長という立場で、常々社員には伝えていますが「教える」というのはまた別ですよね。
例えば、私が大学卒業後に入社をした会社では、新卒の時に2週間、ホテルに缶詰で新入社員研修を受けました。そのことに関して、当時は特に考えていなかったですが、今思えば、あの研修が生きていると感じることがあります。やはり新入社員の頃に研修を受けるというのは大事ですよね。大手企業に入社をすれば、そのような研修の機会がありますが、中小企業であれば研修を受けていないままの場合も多いですよね。そうであれば自社でしっかり教えた方が良いと思っています。
中尾)一般的には、研修の時間を取るなら仕事したいとおっしゃる方もいらっしゃる中で、店舗を閉めて全員で学ぶ時間をお作りになっているのはすばらしいことですよね。
仲道社長)全員での研修を初めてすぐの頃は、研修をするより仕事がしたいという声が聞かれることもありましたが、今では皆が研修に前向きです。研修後は、研修内容を使って業務に向き合っているのが伝わりますし、研修中に中尾さんから聞いた言葉をお互いに掛け合うこともあります。
中尾)私は株式会社NReの企業理念を作るところから関わらせていただいて、今年で3年目ですが、研修を継続して社員様の変化はありますか?
仲道社長)会社に対する文句や愚痴がなくなった気がしています。
最初の頃は、社内で何か始める時に、リーダーからのトップダウンで話をしていました。そうすると「なぜこれをやらないといけないのですか?」という現場からの声が多かったです。しかし、全員で研修を受講するようになり、何かを変える、実行するということに関して、皆が前向きになりましたし、皆で実行をするから達成感もあり、実際に会社の売り上げも上がりました。とても良い影響が出ています。
全員で研修を受けるまでは、「上と下」という意識が強かったと思いますが、今は、意識が変わっています。社長の私が現場にいなくても、リーダーが主体的に率先して仕事をやってくれていますし、店舗メンバーもリーダーに合わせてそれぞれがしっかりやってくれるようになりました。バランスがとても良くなったと感じています。
中尾)私も研修に入らせていただきながら、同じような変化を感じます。みなさんが「もっと良い会社にしよう」という思いを持って下さっていることが伝わります。素晴らしいですね。貴社では私の研修以外にも様々な研修をお受けになっていますが、私の研修で良いと思ってくださっている点はございますか?
仲道社長)中尾さんの研修で良いと感じる点は、中尾さんがしっかり自社のことを分かってくれていることですね。例えば、ある程度大きな研修会社であれば「研修だけを提供する」ということになると思います。でも中尾さんは、自社に合わせて研修をしてくれる。それはとても大事なことだと思いますし、他にないと思います。
今まで研修のイメージは「研修テーマがあって、そのテーマから自社に合いそうなものを選んでお金を払って受講をしに行く」という感じでした。しかし、中尾さんはその逆で「うちの会社にはここが必要だからこういうテーマでやりましょう」と提案をしてくれます。年間を通して「ここを目指していく」という大きなテーマがあって、毎月の内容の落とし込まれているのが良いですね。
また今までは、社内から選抜された数名が研修に行って、研修内容を他の社員にアウトプットして落とし込むということをやっていましたが、それでは研修のすべてを伝えるには限界がありますし、共通言語が作りにくかったです。だから全員で同じ研修を受講できて本当にありがたいです。
それから、中尾さんが自社に来て研修をやって下さるのがありがたいです。今までは、こちらから、東京や福岡に「研修を受けにいく」というものでしたが、中尾さんが会社に来てくださるので全員で受けることができるようになりました。やはり、全員で同じ温度感を共有できるということが大事ですよね。研修後に、その内容をどれだけ正確に伝えたとしても、その時の温度感だけは伝えることができません。
中尾)大分から東京や福岡に受講に行くと、その交通費や宿泊費、そして研修受講料を考えると経費的にも大きな負担になりますよね。講師が伺うことで、全員が研修の温度感を共有できるというのは良いことだと思います。 今後、中尾の研修に期待にすることなどはございますか?
仲道社長)私の考えをまとめて、汲み取ってくれることはとても大きいと感じています。24年度の研修テーマに関しても、打ち合わせを経て、的確な言葉でまとめてもらうことができました。これは私にとってはとても大きなことです。
中尾)ありがとうございます。私は、自分の立ち居位置を「社長の通訳者」だと思っています。本来であれば、それは管理職がやることですが、一方で、管理職ではない口を通して伝えることも大事だと思っているからです。会社の人ではない「斜めの位置の人」という立場は大切だと思っています。社長や管理職と同じことを伝えているけど、人が変わるとその言葉の入り方が違うということがあるからです。
中尾)最後に御社に関するアピールをお願いします!
仲道社長)現在、採用強化中です!たくさん研修を受けることもできますし、働きながらキャリアアップできる会社です。しっかり学びたいと思っている人にはとても良い環境だと思います。 中尾さんから見て、どんな人が自社に合うと思いますか?
中尾)御社は、研修中もとても賑やかで楽しいですよね。みなさんで楽しい仕事ができると思います。しかしながら、楽しいだけではなく、それぞれが自分のキャラを大切にできるとても良い雰囲気だと思います。また、社長がおっしゃったとおり、研修を業務時間中に行なっておられるのもすごいことだと思います。学ぶことに前向きで、学んだことをチームに活かすことができる。また変化を楽しめる方は御社にエントリーしていただきたいです。
仲道社長)一般的に教育は大学で終わりと考えられていますが、決してそうではないと思っています。企業で教えていくことはできる。学ぶことに自分でお金をかける人は成長できます、また研修などにお金をかけてくれる企業にいる人も成長できます。でも自分で学ぶことにお金をかけない、企業も学びにお金をかけてくれない、ということであれば、その人は成長できないですよね。そうなると学んでいる人と学んでいない人の差は大きくなると思っています。研修にお金や時間をかけている企業はやはり業績が伸びていますが、そうでない企業では伸びていないところもある。やはり社員を育てていくことの重要性を感じます。
中尾)本当に社長のおっしゃるとおりです。これからも貴社に良い研修をお届けできるように頑張ってまいります。今日はお忙しいところインタビューにお応えいただきましてありがとうございました。引き続きよろしくお願いします。
研修実績
株式会社NRe様 →企業理念作成研修/管理職研修/全社員対象研修 年間8回(継続3年目)
仲道トーヨー株式会社→ハラスメント防止研修/全社員対象研修 年間6回 (24年度より導入)