研修には限界があるからこそ組織コンサルという選択
2020年より研修講師として独立をして、毎年100回を超える企業研修に登壇をさせていただいております。私の研修は、それぞれの企業がお持ちの課題を解決していくために課題をヒアリングして、その課題を解決するための研修を、一社ずつオリジナルにてお作りをしています。現在は、年間で6回〜10回を継続的に行う研修を担当させていただくところがほとんどで、毎月定期的に伺っています。
1社ずつ、その課題に合わせて研修をお作りしていることもあり、研修を通して「売り上げが上がった!」「研修で学んだことを業務に活かすことができて仕事の効率が上がった」「研修で聞いた言葉を合言葉のようにしている」など、嬉しいお声を聞くことが多くなりました。
しかしながら、この3年、「研修には限界がある」と感じることが多くなっていました。
研修はあくまでも「研修」であって、その先のお手伝いができない・・・
もちろん、私を信頼してくださっている企業様は、自社の人事の話、採用の話、社員さんのお悩みなど、たくさん共有をしてくださいますが、私がお手伝いできる範囲がとても狭いことに限界を感じていました。
もっとお役に立てることがあるはずなのに、研修講師という枠組みではその活動に限界がある、と。
だからこそ、研修講師という枠を超えて、企業様のお役に立てる道を選びたく「組織コンサル」という道を選びました。
株式会社イニシャルが運営をする組織コンサルの会。そこで今年の1月から3月まで「組織コンサル養成講座」をみっっっちり受講し、(小さな つ が3つ入るくらいにみっちり受けました)、その後も学びを続けています。この講座には、研修講師として「限界」を感じていた私への「答え」がたくさん詰まっていました。
特に、決定的だったものが「”人の問題”ではなく、”組織の問題”である」ということ。
例えば、「ある組織で「成果を出せない」と言われている人が、違う組織にいくことで、大きな成果を出す、優秀な社員になるということはある、それは”組織の問題”である」という言葉です。
研修では、どうしても「個人」にアプローチをしていくことが多くなります。もちろん、社内の組織文化をみんなで作っていくということもお伝えしますが、では、具体的に私がその文化づくりに介入できるかというと、そこはできません。でも、その部分(組織)が変わらなければ、どれだけ人にアプローチをした研修を行なっても意味がない。どれだけ個人を伸ばしても、残念だけれども、組織が人をダメにするということが起こってしまっている。それは”組織コンサル”で解決ができるのだ。
この3年間、悩んだことに答えが出た時間でした。
組織コンサルは、組織づくりをさまざまな方面からサポートします。曖昧になってしまっている組織・それぞれの役割を定義して教育していく。一人一人の他責を排除して、主体的に働いていく人を育てていく。
良い組織を作るためには、一人ひとりの成長が必要です。そのための研修が必要です。だから、実際のコンサル活動では、研修も行なっていきます。その部分では、研修講師としての働きは変わりませんが、研修のもう一つ先のお手伝いをさせていただきたいと思っています。
現在は「組織コンサルの会」のメンバーにも加えていただいて、組織コンサルの先輩方と情報共有をさせていただいております。
組織の課題を解決したいとお悩みの経営者の皆さま、ぜひご連絡ください。
一緒に良い組織を作ってまいりましょう。
組織コンサル養成講座については、また次の機会に。
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