会議に上座や下座がなくなるとスムーズになるコミュニケーション

先日、zoomを使ったオンライン会議をされている方からこんな興味深い話を聞きました。

zoomのオンライン会議になってから、今まで意見を言わなかった人も活発に意見を言ってくれるようになった。これはとても良い効果だったと思う。

オンラインでの社内コミュニケーションについて不安に感じる声も多いですが、これはオンラインだからこそ良い結果が出た話だと思います。オンライン会議で活発な意見が出るようになった要因は、【上座と下座がない】ことが大きいのではないかということでした。

会議室にいると、明確に【上座と下座】が決められているわけではないけれど、なんとなく、いつも上司が座る場所は決まっていて、一般社員の場合は、何か用事がある時に、すぐに動ける入口近くに座っている、そんな企業は多いのではないでしょうか。

もしかしたら、会議中に何か意見を言おうと思うと、視野に入る上司の姿が、椅子にのけ反った姿勢で座っていて、ポケットに手を入れている、またはボールペンをカチカチと鳴らして怖い顔をして座っている、そんなこともあるかもしれません。

それでは、なかなか自分の意見が言いにくいことが多いでしょう。私も以前の上司は、会議の時間中、非常に怖い顔をして座っている人でしたので、自分の意見を言うときに、とても緊張をしていたことを覚えています。

これがオンライン会議になったことによって、【上座と下座】がなくなり、無造作に画面上にメンバーの顔が映し出されるようになりました。会議室のような緊張感がピリピリと漂う空気ではなく、画面で自分の顔を含めて全員の顔を平等に観ることができるようになりました。また、上司は顔中心が移っているだけで、”横柄な”態度を目にしなくて良い、ようになりました。

こうなると、今まで意見が言えなかった人も少し気持ちを楽にして意見が言えるようになります。そうすると、会議室では生まれなかったコミュニケーションが生まれてくるのです。”怖い顔”をして座っていた上司のみなさんにとっては、若手社員たちの新しい一面を発見する良い機会にもなると思います。

企業内でのオンライン会議(やリモートワーク)の導入に関しての賛否はいろいろあるかと思いますが、今日はみなさんに、一つの良い事例としてご紹介をさせていただきました。

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