未来を変える小さな一歩
心が晴れないGWも後半戦となりましたが、みなさまはいかがお過ごしですか?私は、3月・4月・5月と担当していた企業の管理職研修が中止になってしまったこともあり、少し時間ができたので、このGW中に、個人レッスンを開設しています。
昨日実施した「報連相の苦手克服 個別セミナー」ですが、対象者は若手社員です。報連相がなかなか上達しないと悩んでおらえるみなさんを対象としています。しかし、本日このセミナーを受講してくださった方は中間管理職の方でした。「報連相をする側にも受ける側にもなるけれど、まずは”する側”の基礎から押さえたいと思っている」という理由。お話しを聞くと「今はコロナの影響で仕事が休みになっている。だから時間ができた今のうちに学んでいたいと思って」とおっしゃっていました。
私はこの話を聞きながら本当に素敵な方だなと思いました。コロナがあって自分の会社はお休み、売り上げもなく、これからどうなるんだろうと不安が大きいと思います。その不安の中にあって、「だからこそ学んでおきたいんです」と前を向いておらえる姿に、とても勇気をいただきました。
以前、ある方と話をしながら「コロナだからこそ、今、学んでほしいと思っている」ということをお伝えすると「(学びはこの時期)優先順位が低いですよね」と言われたことがあります。確かに、コロナで事業が止まると、気持ちは学びには向きません。でも、アフターコロナの世界に備えて、学ぶのは今しかないのです。アフターコロナの世界では、組織づくりや採用、人材育成に関して、もう一度「よ~いドン」が発生する可能性があります。その時のためにも、今のうちに準備運動をして、スタートダッシュがいつでもかけられるようにしていただきたいと感じています。
本日受講をされた方は、自分のキャリアだけでなく、自分のチームのために、今、自己投資をして学んでおられます。約90分のレッスンを受けてくださったこの小さな小さな行動が、アフターコロナの世界では本当に大きく出てくるのだと思います。
コロナで色んなことが止まっているからこそ学んでほしい
アフターコロナの世界を想像して、新しい世界を創造してほしい
研修講師として改めてそんなことを思っています。